映画

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ヒットする映画の法則

これは映画に限った話ではなく、小説や演劇などでもそうだと思うのですが、私の立場からは映画について書きたいと思います。 新鋭の映画監督さんは、世の中にないすごい映画を作ってみせたいと奮起し、ストーリーを練りに練ったりすることがあります。上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』(ブログはこちら)は物語の攻勢が秀逸でした。中堅監督でも、ロウ・イエ監督『シャドウプレイ』(2020年2月公開予定)などは、とに […]

救いようのなさ全開! ケン・ローチ新作『家族を想うとき』

ケン・ローチ監督最新作『家族を想うとき』が12月13日、公開されました。15日の劇場はほぼ満席、彼のコアなファンが来たことと思います。 ケン・ローチ監督は前作『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に引退する予定だったと聞いていたので、この作品が完成したことは本当に嬉しい限りです。 原題は『Sorry We Missed You』で、直訳すると「会えなくて残念だった」という感じなのですが、途中でその […]

芸術家×職人の装幀者、菊地信義さんを追う『つつんで、ひらいて』

広瀬奈々子監督の新作『つつんで、ひらいて』を、東京フィルメックス2019で見ることができました。一般公開は、12月14日から(イメージフォーラム)です。 本の装幀を手がける菊地信義さんの日常を追う、ドキュメンタリーです。あの俵万智さんの『サラダ記念日』も、菊地さんご担当とのこと。戦前生まれで巨匠級の菊地さんを、 ギリ昭和生まれの新鋭監督が撮ったことが、興味深かったです。関係性は思ったよりも画に出て […]

『シャイニング』とはまったくの別物!『ドクター・スリープ』

11月29日、『ドクター・スリープ』 が公開されました。 有楽町でしばらくビジュアルを見ていたのですが、一発で『シャイニング』と分かりました。 どちらもスティーブン・キング原作で、小説『シャイニング』の続編が『ドクター・スリープ』という事実には間違いありません。 別物を決定づけたのは しかし私はキューブリック監督の『シャイニング』(1980)を浴びるほど繰り返し見ています。もちろん、キューブリック […]

名作『テルマ&ルイーズ』のジーナ・デイビス、ジェンダーの課題に切り込む!

アメリカではアカデミー賞の時に人種のバランスが話題になります。スパイク・リー監督は選定する側も選定される側も白人中心主義であることを指摘していますし、2017年に『ラ・ラ・ランド』ではなく『ムーンライト』が最優秀作品賞を受賞した時にも課題が浮き彫りになりました。 一方でジェンダーはどうでしょうか。圧倒的に男性監督や男性の主役が多い映画産業では、まだまだ “女性監督” と形容されてしまったり、ヒロイ […]

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』をアラフィフが見た感想

クエンティン・タランティーノ監督は1963年生まれ、私より10歳上です。今回の映画の設定は1969年と言うことで、「1969年がこうだったら…」というおとぎ話なのですが、いつものように監督の好きなモノがたっぷり詰まった作品です。 もともと、「ワンス・アポン・ア・タイム…」と言えば、『アメリカ』の方だったんですよ。3時間49分もある1984年の作品で、ロバート・デ・ニーロ主演 […]

定期的に観返したい唯一無二の傑作『タクシー・ドライバー』(1976)

書くまでもないのですが、最近TBS「1番だけが知っているSP 洗脳…暗殺…究極の嫉妬…衝撃!世界の恋愛事件簿SP!」再現ドラマで見てしまったため、久しぶりに観てしまいました。マーティン・スコセッシ(スコシーゼ)監督の1976年作品、『タクシー・ドライバー』です。 再現ドラマでは、1981年に起きたレーガン大統領暗殺未遂事件で、犯人が『タクシー・ドライバー』を繰り返し見てジョディ・フォスターのストー […]

映画「ハウス・ジャック・ビルト」について語るならば…

ラース・フォン・トリアー監督の最新作。観る必要があるかと聞かれると、多くの人にとっては「ない」かもしれません。監督の創造力を信じていないと、最後まで座っていられない作品です。配給してくれた会社にも感謝しています。 なぜ座っていられないかと言うと、人間の狂気に触れるからです。アメリカで実際にあった連続殺人事件をベースにしており、日常では理解できないシーンが展開されるからです。 ラースのファンとしてぜ […]

コッポラ監督の『ランブルフィッシュ』という名作

現役の映画監督で鬼才の一人、ラース・フォン・トリアー。一時は映画界を追放されかねない物議を醸し出したのですが、問題発言や問題行動と切り離すならば、この監督の作品は本当に楽しみです。監督は大の飛行機嫌いでもあるので、日本で会うことは一生かないません。だとしたら、海を越えられる作品は必ずチェック、と思うわけです。 新作『ハウス・ジャック・ビルト』を明日見に行くのですが、主役に抜擢されたのはマット・ディ […]

名脇役にして迷主役、アダム・ドライバー

最近アダム・ドライバーを見たのは、時計ブライトリングの広告でした。 ブラッド・ピットとシャーリーズ・セロンはすぐに分かったのですが、あれ?アダム・ドライバー?という感じです。 この時計の #squadonamission (スクワッド・オン・ア・ミッション)というキャンペーンで、その道のプロが集まるという、実に贅沢な場面。映画のほかに、サーフィンやパイロットのスクワッドもあります。 ブライトリング […]

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