映画

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無垢のローラ・ダーンが好き!『ブルー・ベルベット』(1986)

2020年、ローラ・ダーンは『マリッジ・ストーリ―』のアカデミー助演女優賞を受賞しました。そのことで、瞬間的に彼女の記事は増えました。英国アカデミー賞(British Academy Film Awards)でのスピーチは素晴らしく、“I love movies.”(私は映画が大好き)で締めくくるのがローラ流。ご両親が俳優で自身もその道に進んだだからです。 アカデミー賞受賞よりも前の2019年4月 […]

非力で艶やかなレスリーが彷徨う…『ブエノスアイレス』

『ブエノスアイレス』という映画を語るには、王家衛監督について語りたいし、レスリー・チャンについて語りたいし、トニー・レオンについて語りたくなる。 この作品は、今から20年以上も前の1997年、まだ社会的マイノリティの度合いが強かった時代のゲイ映画。しかも香港からみて地球の裏側が舞台であり、アウェイ感ハンパない。アジア人いない、言葉が通じない。しかし仕事といえば、中国系の観光客相手、そして中華料理店 […]

シンクロニシティ!イップ・マンの「お告げ」

昔からスピリチュアルな話題には関心の高かった私。進むべき道に迷ったときには、いろいろな方法があります。以前もペンジュラムをご紹介しました。 今も「自分の使命や天職は何か?」と、あらゆる出来事をヒントにしながら過ごしています。 今通っている鍼灸院で、施術中先生と他愛ない話をするのですが、その先生と、太極拳がいいという話をしていたら、突然こんな会話に。 先生:「〇〇さん(私のこと)、映画好きそうですよ […]

大人になってから見た、『レオン』のせつなさ

外出を控える人も増えているご時世、AmazonプライムやNetflixがお手頃な「時間つぶし」になりつつあります。 『レオン』は1994年のリュック・ベッソン作品。ジャン・レノとナタリー・ポートマンが出演する、殺し屋の物語です。当時見た私は20代前半。デビュー作となるナタリー・ポートマン可愛いな、ミルクを紙袋に入れてくれるなんてオシャレだな、とかジャン・レノがイタリア系に見えないな、とか思ったり、 […]

勝手にキャスティング!『パラサイト 半地下の家族』

アカデミー賞受賞の快挙! 『パラサイト 半地下の家族』を見ました(ポン・ジュノ監督)。 感想としては、『万引き家族』の皮肉コメディ版って感じです。 内容はどんでん返しと言いますが、途中までは大体想像ができ、またラストシーンも私には想像できるものでした。上映は132分で、あと20分短くできたんじゃないかと思っています。厳しめ。 で、今回は感想を書くよりは、日本でリメイクした場合の配役を勝手に試みてみ […]

二番目が紡ぐ物語 『ラストレター』

岩井俊二監督の最新作『ラストレター』を見てきました。何とかネタばれにならないよう書きます。 この作品で一番のキーワードは、「二番目」のような気がします。 人生でこういうことないでしょうか。例えば一番注目の的である姉に対する、二番目の妹。例えば一番好きだった人ではなく、二番目に好きだった人と結婚すること(もしくは一番好きだった人に選ばれず、二番手になり下がる)。例えば一番目の妻ではなく、二番目の妻。 […]

ヒットする映画の法則

これは映画に限った話ではなく、小説や演劇などでもそうだと思うのですが、私の立場からは映画について書きたいと思います。 新鋭の映画監督さんは、世の中にないすごい映画を作ってみせたいと奮起し、ストーリーを練りに練ったりすることがあります。上田慎一郎監督の『カメラを止めるな!』(ブログはこちら)は物語の攻勢が秀逸でした。中堅監督でも、ロウ・イエ監督『シャドウプレイ』(2020年2月公開予定)などは、とに […]

救いようのなさ全開! ケン・ローチ新作『家族を想うとき』

ケン・ローチ監督最新作『家族を想うとき』が12月13日、公開されました。15日の劇場はほぼ満席、彼のコアなファンが来たことと思います。 ケン・ローチ監督は前作『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に引退する予定だったと聞いていたので、この作品が完成したことは本当に嬉しい限りです。 原題は『Sorry We Missed You』で、直訳すると「会えなくて残念だった」という感じなのですが、途中でその […]

芸術家×職人の装幀者、菊地信義さんを追う『つつんで、ひらいて』

広瀬奈々子監督の新作『つつんで、ひらいて』を、東京フィルメックス2019で見ることができました。一般公開は、12月14日から(イメージフォーラム)です。 本の装幀を手がける菊地信義さんの日常を追う、ドキュメンタリーです。あの俵万智さんの『サラダ記念日』も、菊地さんご担当とのこと。戦前生まれで巨匠級の菊地さんを、 ギリ昭和生まれの新鋭監督が撮ったことが、興味深かったです。関係性は思ったよりも画に出て […]

『シャイニング』とはまったくの別物!『ドクター・スリープ』

11月29日、『ドクター・スリープ』 が公開されました。 有楽町でしばらくビジュアルを見ていたのですが、一発で『シャイニング』と分かりました。 どちらもスティーブン・キング原作で、小説『シャイニング』の続編が『ドクター・スリープ』という事実には間違いありません。 別物を決定づけたのは しかし私はキューブリック監督の『シャイニング』(1980)を浴びるほど繰り返し見ています。もちろん、キューブリック […]

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