変で魅惑的なアメリカ、『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』(2023)を観てきました。予告編を観て、音楽がかなりこびりついたと言いましょうか…。ショーン・プライス・ウィリアムズ監督作品です。
『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』へのひと言
可愛い子は助けられ、生き延びる。
タリア・ライダー(2002年生まれ)が演じる主人公のリリアンは、17歳の高校生。可愛いです。
修学旅行中、グループからはぐれて、いろいろな事件に巻き込まれていきますが、よく分からないうちに救い主が現れて、全部助かっていく。ここがすごいです。
まず発砲事件がおきるバーで、逃げ道を確保してくれるのがパンクのお兄ちゃん、カール・ケーブ(2000年生まれ)。
サイモン・レックス(1974年生まれ)はネオナチ至上主義の大学教授を演じていますが、こういう「役にハマる」俳優さんが出てくると嬉しくなりますね。

なぜか街でスカウトされ、映画の主役に抜擢される。モデル顔をしたジェイコブ・エロルディが共演相手。

追われるリリアンを最後にかくまってくれるのが、リッシュ・シャー(1997年生まれ)です。
俳優さんの層の厚さが素晴らしいです。
多様すぎるアメリカ
アメリカ合衆国の人口は約3億4千万人、人種も嗜好もとにかく色々な人がいて、社会的なグループを形成します。教会の婦人会とかもそうですが、よく聞くのは交通事故で家族を失った人たちのグループや、麻薬中毒から立ち直る人のためのグループなど。
インディーズ映画監督や製作者もその「サブカルチャー」に入ってしまったのですから、自己風刺と言った感じですが、劇作家・俳優のジェレミー・O・ハリスもコミカルに役を演じていました。
本作の主人公リリアンという名前は、映画史で出てくるリリアン・ギッシュから取っているそう。『國民の創生』(1915)という映画は、白人至上主義として批判されました。

このことからも、110年経過した現在のアメリカがどうなのか、問われる内容です。アメリカ研究をしている人には大ウケする内容ですが、一般的には分かりづらいですね。
ちょっと『ホワイト・ノイズ』に近いかなと思いました。
今日はこの辺で。