トニーにしかできない詐欺師、『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
2月に入って、2回も穴を開けてしまい申し訳ありません。敬愛するトニー・レオンの新作を観に行きました。アンディ・ラウとの共演です。
『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』へのひと言
警官はアンディにできても、チャラ男はトニーしかできない。
アンディ・ラウもトニー・レオンも、還暦を過ぎたトップスター。キャリアの中で、何本もの作品に出てきました。お二人の共演した『インファナル・アフェア』(2002)から20年後、とも言われています。
『インファナル・アフェア』の詳細は覚えていないのですが、あらすじによるとトニーは潜入捜査官としてマフィアに潜入、アンディはマフィアで警察に潜入しようとしていて、その2人の一騎打ちです。もう一度観ないと詳細を思い出せないですが…。

アンディ・ラウは正義や規則が似合う。一方でトニーは人間的なんですよね。隣や斜め向かいの席に、すっと入ってくる感じ。贔屓目でごめんなさい。
『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』では、トニーが詐欺師、アンディが捜査官を演じますが、トニーのうすら笑いと言ったら…! ピコ太郎みたいな金ピカおじさん、そして、小物としてのメガネが効いています。なんかそれでも憎めない。
本作は1980年代の実話が元になっているので、詐欺師と警察のやり取りそのものにはサプライズはありません。トニーのド派手ぶりを見るのが、ただただ楽しいのです。
おまけ:警官としてのトニーとアンディ
過去には、王家衛監督作品で、トニー・レオンもアンディ・ラウも警官を務めました。


この時も、トニー、アンディ、それぞれが恋をしていました。アンディは警官職をまっとうしすぎて、ヒロインに近づけなかったんですよね。
2人のカラーのちがいを、感じました。