「まんぷく」の福ちゃんに見倣うこと
インスタントラーメンを作った実業家萬平さんと、妻福子さんの話である、NHK朝ドラ「まんぷく」。昨年10月から始まって、1月4週目にして、やっとラーメンを作る話になりました。
それまで塩を作ったり、萬平さんがGHQに連れて行かれたり、信用組合の理事長になったり、家が抵当に入ったり、いろいろありまして。
ヒロイン福子さんには、本当に学ぶものがあります。内助の功という言葉は古風の価値観とは思いますが、家庭を守り、経営者の夫を陰で支えるいわゆる良妻賢母ですね。
そしてこの番組は、宇宙の法則のネタの宝庫でもあります。
1月25日のエピソードでは、子どもたちが泣きながら家に帰ってきました。父親が信用組合の理事長職から降りるはめになり、ラーメン作りに取り組んでいることを、学校でいじめられているのです。
「お前のお父ちゃんはルンペン」…久々に聞いた言葉ですが、物乞いする人として差別されたようです。
それに対して福子は、「貧乏ではない、ちゃんとご飯を食べて学校にも行ける」と、子どもたちを諭します。そして、「ラーメンを作ることは立派なことだ」と伝えます。
貧乏、は「ない」に注目していますよね。あれもない、これもないと。これだと、貧乏である事実をますます引き寄せてしまいます。
一方福ちゃんは、「ある」に注目です。「ご飯を食べることができる、学校に行くことができる」こうすると、無意識が「ある」を探しに行け、より「ある」が見つかりやすくなります。
また、例えば「ラーメンを作ることは卑しい行為だ」というのは、正しい命題でしょうか。どこかでこのようにインプットされてしまった時、この価値観に照らし合わせて今の状況を判断せざるを得なくなります。
UMI(ユー・エム・アイ)でも同じように、命題を立てていき、それは本当か、と問うことをします。例えば、日常の生活の中でも「リーダーなら仕事ができて当然だ」「今のコンビニ店員の態度は非常識」「節約しないとお金が貯まらない」と思っている場合、それは本当でしょうか?
貧乏とは、“ルンペン”とは、家がないこと?食べられないこと?仕事がないこと?何があれば仕事があると言えるの?と考え始めれば、私たちの定義は極めて曖昧です。いやいや、住む家だってある、食べることもできている、自分の思い込みを今の状況に当てはめているだけのことも、多いのです。
この時は、「わたし、ラーメンを作ることは卑しい行為だと思ってるんだなー」と感じ切る、味わう、認める、それで十分です。
福ちゃんは、太陽のような笑顔が特徴ですね。家庭の中でお母さんがハッピーでいることは、一番と言っていいくらい大切と思います。こうやって、私は幸せだ!と思っている人に、幸せは流れ込んできますね。
「あげまん」という言葉も、男性の運気を上げる女性のことを指します。語源として性的な意味がないため、「アゲ女」くらいの方がいいかもしれません。
福ちゃんのように、笑顔で、「ある」を観て、ハッピーでいることが、ひいては日本や世界の幸せにつながると、信じています!