60年代のやくざ映画がラグビーに影響?

日本でのラグビーW杯を1年後に控え、海外選手のタトゥー(刺青)が話題になりました。統括団体のワールドラグビーが、公共のプールやジムではタトゥーを隠すように、と呼びかけたことが発端です。

NHKは、イギリスBBCが「1960年代に派手な入れ墨をした “YAKUZA” (やくざ)が登場する任侠(にんきょう)映画が多く制作されたため」日本でタトゥーが暴力団を連想させるようになった、と解説したことを報道。大真面目なBBC、ナイス!

任侠映画ってなに?

  • 映画の一つのジャンルで、日本のやくざを扱うもの。組織犯罪を扱うジャンルはギャングスタ―・フィルムと呼ばれ、もちろんハリウッドでは戦前から作られていて、1970年代の『ゴッドファーザー』シリーズも立派なギャングスタ―・フィルム。
  • やくざ映画と言えば、東映。映画会社はほかにも松竹、東宝、大映、日活など、それぞれの看板で監督が作品を作っていた時代。
  • 東映では、高倉健さん、小林旭さん、千葉真一さんなどの主演作品がヒットしていた。
  • 任侠映画が多く制作された、とはシリーズものが量産されたことを指すと思われる。

高倉健さん人気か?

シリーズもので多くの方の目に留まったとなれば、高倉健さんのやくざ映画の数々。高倉健さんは、1960年代に「日本侠客伝」「昭和残侠伝」というやくざシリーズものに出ている。「網走番外地」も加えて三大シリーズらしいが、網走…は刑務所映画。

というわけで、BBCがそう解説するほどに影響があった、「1960年代に派手な入れ墨をした“YAKUZA”が登場する任侠映画」の代表格は、高倉健さんに決定!

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  1. ただ、日本人には「遠山の金さん」などでも刺青になじみがあるため、もう少し検証が必要。

 

 

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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