まるで篠山紀信さんと作品との三者会談「新・晴れた日」(恵比寿、8月15日まで)

こんにちは、Junkoです!

写真が好きな方は、ぜひ行っていただきたい写真展と思い、お知らせ。

篠山紀信さんと言えば、女優が被写体となることを切望する写真家。荒木経惟さん(アラーキー)と並んで、タレントさん並みによく知られた職業写真家さんです。私は蜷川実花さんやレスリー・キーさんの写真も大好きですが、先輩方はデジタル前の機械を駆使した写真家。一枚一枚に、重みを感じます。

篠山さんの、展覧会のメインビジュアルは、いつものヌードではなく、風景。これも意外で、1枚で訴えかけるインパクトは強烈ですが、篠山紀信さんとは連想しない1枚でもあります。篠山さんが60年間、どんな写真を撮ってきたのか知りたくなりました。

東京都写真美術館。恵比寿駅をガーデンプレイス方面に進み、一番奥のエリアです。

コロナ対策もきっちりされています。この展覧会も、オープンを延期したと聞いているので、東京都の施設として細心の注意を払って下さっています。

そして驚いたのが、作品解説をご本人が書いていらっしゃることでした。私は普段映画について書いているので、第三者が評価する意味も、作品を時代背景や作風に照らし合わせて語ることで、作品への愛着や理解が深まることも、信じています。同時に、映画は映画評論家のものではない、というように煙たがられることも分かっています。今回は、そう言った第三者の声を省き、静かな空間で、篠山さんの解説を読みながら、作品を観る、というとても私的な時間を過ごすことになりました。

どれも素晴らしい写真で、特に、と聞かれたら初個展での作品「誕生」、東京が不気味な模型のように見える「TOKYO NUDE」そして「長嶋茂雄」の3つを挙げたいです。どれも全然違うのがスゴイ。

これもネタバレではないので言いますと、雑誌『明星』の表紙も篠山さんでした。スターと篠山さんの一発勝負、みたいな感じが見られます。

所要時間は、私の場合80分。実にぜいたくな時間でした。フロアをまたいで1部と2部があるので、少し気分転換もしつつ、よい回顧の旅をした気分です。

図録(カタログ)、運がよければ篠山さんサイン入りのよう!

https://mobile.twitter.com/NADiff_X10/status/1399909985698656256

日時指定で入場予約ができます。ご活用を!

日本の写真界をけん引してくださった篠山紀信さんの作品が、大好きだ!

東京都写真美術館
「新・晴れた日 篠山紀信」
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4019.html

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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