必見!車いすで階段を上れます

福祉先進国の政策や制度は、すぐに真似たり取り入れたりできるものではありませんが、事例は参考になることがあります。

先日、石川県でのとあるセミナーに参加した際、オランダの福祉分野関係者からとても素敵なことを教えてもらいました。

一見、アクロバティックな車いすでの移動です。

これは、車いす利用者がもっと自分自身で動けるように教えるプログラム。そしてさらにスゴイのは、パラリンピックの元代表スキー選手が指導に当たっているそうです。つまり一流の人、あこがれの人に教わる体験。

車いすバスケなどを見ても分かるように、道具(車いす)をどう操作するかで、できることが大きく変わります。自分の体の一部として道具を利用しているのですから、道具の性能が上がるのも大切な一方で、使う側のテクニックが上達することも大切。手の操作のみならず、上半身の使い方、体重移動など、コツはたくさんありそうです。スポーツ指導だとスポーツをやる人しか享受できませんが、これは車いすの使い方を指導するわけですから、すべての利用者に役立ちます。

子どもたちに教えると、「自信」がつくそうです。できた!という体験がその人を大きくしますね。保護者を含め、どうしても「危ない」「ケガさせたくない」という思いは付き物です。でも、失敗は成功のもと。安全な環境で練習して、どんどんコツを掴んでリアルな現場に出ていけばいいじゃないですか。

日本でもこのような取り組みがあるといいな、と思いつつ、もしまだだとしたら、必要な人にこの情報が届きますように。

主催団体のウェブサイトはこちらです。オランダ語なので英語に似ているけれど、正確な理解は難しいかな~。

以前も、移動について書いていたので参考まで。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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