パリコレ学2 #5 セルフプロデュース力がつまびらかに!

H&M渋谷店が舞台の今回。アンミカ先生は、白いシャツワンピースにピンヒールサンダルで、エスカレーターで登場!いつもと違って「おはようございます」だったのは、午前の撮影だったからでしょうか。

今回のお題は「アイテムを絞ったファッション審査」で、全員共通で身につけるものを指定されます。モデルはオーディションの際、私服、自分でメイクして臨まなければならないため、 セルフプロデュース力が大切、ということです。

共通アイテムは白い無地Tシャツ。オーバーサイズで2種類、どちらを選んでもよいそうです。 無限の可能性があるため、広がりすぎて難しいそうです。そしてH&Mですから、いかに今年らしい着こなしができるかも、ポイントですね。

そして、講師はスタイリストの清水けい子先生。伝説のモデル、ヴェルーシュカ(ドイツ)のスタイリング経験をお持ちとのことです。話題に上ったカロリーヌ・ド・メグレ(Caroline De Maigret)はフランスのモデルで、ボーイッシュで華やかな着こなしをした人。「自分の長所を生かしてスタイリングしてほしい」とメッセージを送りました。

本日の放送で審査されたのは、4名です。

久貝和子さん(23歳/174cm)

(c) MBS

これまで、見た目の期待値を超えられていないというコメントが続いていた久貝さん。今回の審査は、不合格です。清水先生は、「まずTシャツを結ぶならなぜそちらを選んだのか」と質問。結びが大きく、カッコ悪くなってしまったそうです。アンミカ先生は、「帽子に挑戦したことや、髪を片方の耳にかけて顔も半分出すように工夫した点は素敵」と努力を認めながらも、「帽子を折った仕草は、見たことがない。にっこり笑うだけでよかった」と厳しい指摘。デザイナーが半年、一年かけて準備した服の個性を殺してしまう、歩くことで台無しにしてしまうのは許されない、と斬ります。

前回からどんな努力をしたのか訊ねたところ、久貝さんからは「ウォーキングの練習をした」という答え。しかし「どんなターンがあってどんなことをやったのか」という質問には、あまり多くは返ってきませんでした。えいって振り返るターンをするようなモデルはどこにもいない、モデルはどこを切り取られてもカッコよくないといけないので、無駄な動きは必要ありません。センスがなく服の個性を殺してしまったら、モデルとして才能がないと判断されます。久貝さん、「これから何をすべきですか」と聞かれ、「自分を理解する、ウォーキングも…」とやることのオンパレードです。アンミカ先生は「自分なりに考えて変えていきましょう」と語気強く伝えます。

(c) MBS

審査後の清水先生のアドバイスは、「短いシャツに変える」こと。上半身の肌見せを意識して、逆に下半身は覆ってしまうことで、大きく変わりました。 「服を生かすも殺すも自分次第」モデルとして肝に銘じたい言葉ですね。

山岡美穂さん(21歳/173cm)

(c) MBS

全体的に新しさ、フレッシュさ、若さが全くない、と清水先生からバッサリ。ママが着ていたかも、くらいの懐かしい感じがする。不合格です。 アンミカ先生は、「パッと見て悪くないのに、一つ一つに突っ込みどころがある」と。イヤリングの色や、パンツに対するサンダルのセレクトは上手。しかしジレ(袖のないベスト)の前ボタンを閉めた時にTシャツにシワがよってしまう。 パンツを短くするなら、ジレは長くなびいてもよかった。それにより動きも出ます。ボタン一つで印象がこうも変わってしまう、これに気づけないといけないのですね。

世界では、インターナショナルなモデルを求めているのだそうです。日本ぽい顔立ちとされるモデル、今回で言うなら山岡さんと平田さんでも、スタイリングはもっと混ざっていた方が世界では刺さってくる、と。まずはこの二人で個性を出していきなさい、とライバル心にも火をつけます。

岡本百恵さん(21歳/176cm)

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全部のイメージが硬い、スキがない、面白みに欠けるという評価で、不合格です。Tシャツ選びが違った。スキとか洗練感。もう一つの方が色気が出た。着こなしが硬いので、襟を立てる。袖をまくると動きが出る。ロンTを着てウエストにきっちり入れるのは「昔のおじさんがやること」。清水先生のちょっとしたマジックで、抜け感がどんどんアップされます。

(c) MBS

「誰のショーに出たいですか」の質問に、岡本さんは黒をベースとしたファッションの「アレキサンダー・ワン」を挙げました。 きゃしゃでないと着こなせない服が多いとのことで、その意味で「がんばって絞らないと」と、今回も指摘がありました。

魚住光生さん(17歳/172cm)

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おへその部分のみをインしたTシャツの出し方抜群とのことで、合格です。服を自分のモノにすることができるところが高評価でした。青みのあるTシャツを選び、全体に統一感を持たせたうえで、Tシャツで遊んでいる。また、襟を立てて着たり、袖をまくったりして、遊び感を出しているところも素敵です。清水先生は、「もっと崩していい。ブレスレットをじゃらじゃらしてもよかった」とアドバイス。たしかにアクセサリーは少し寂しい気もしました。魚住さん、「もっと勉強します」と今回も安定感を見せていました。

前半の4名のうち1名しか合格していませんが、後半はもっと荒れそうです。「レベルが低い」何回聞いたことでしょう。この画像を見ても、正直どの学院生が合格か、判断が難しいところです。

(c) MBS

次週は男性パリコレモデルが駆けつけるとのこと、楽しみですね!

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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