パリコレ学2 #18 (2) コシノジュンコ先生による審査結果発表！
パリコレさながらのショー形式で終えた最終審査、結果はコシノジュンコ先生から直接告げられます。
山岡美穂さん（21歳／173cm）
9位は、山岡さんです。ターンが難しかった。野暮ったい、洗練されていない。ファッションは洗練されるためにあるので、基本的なものが足りないと思う、とコメントがありました。回って衣装の三角の部分が跳ね上がる面白さがあるので、ターンが重要。 見ていてぎこちないというのが伝わってしまいました。
アンミカさんが続きます。「小柄な方ほど、技がある服がチャンスで、それを選んでもらえた。回るというのは演出で言っているわけではなく、なぜこの服で見せるかを理解しないといけない」山岡さんは「この現場にいられることが幸せ。しっかり受け止めて今後につなげていきたい」と話しました。コシノ先生も、「着た経験、こういうチャンスは本当に滅多にない」、ぜひ生かしてほしいと伝えました。
黒木ユウさん（24歳／178cm）
8位は黒木さんです。顔が小さくてバランスよく動きもよいが、ゴージャスさが足りず、何となく貧相。迫力感が足りないと評されました。
アンミカさんは、「黒木さんの心の余裕のなさの表れでもあると思う」と、精神面も指摘。コシノ先生は「14歳のリトアニアの女の子を使ったら、なぜそんなポーズができるのかなと思うくらい出来が良かった」という最近の例を出しながら、本能的にモデルに向く人もいるとしながらも「答えはない。それよりも、積み重なったあなたの人生に今日のことが役に立ったらよい」と励ましの言葉をかけました。
魚住光生さん（18歳／172cm）
7位は魚住さんです。かわいいし、お顔も綺麗だがダイナミックさがない。小さくまとまりすぎている。そのため日本では通じるかもしれないが、パリでは弱い、とのことです。
この衣装はターンしたら本当にきれいで、回ると遠心力で形が変わるので、モデルはターンの練習を一生懸命やるのだそうです。アンミカさんは「技が必要になると魚住さんは小さくなる」ことが残念だった、と評しました。魚住さんは「楽しくできた。結果は真摯に受けとめて、今後の活動に生かしたい」と返し、コシノ先生も「いくらでも可能性はある」と後押ししました。
伊藤葵さん（23歳／175cm）
6位は伊藤さん。パリでは175cmは小さいが、大きく見えるのは顔が大きいからだけれども、ドタッとしている。軽やかさ、洗練さを身に着けてほしいとコメントがありました。
大きなヘアをつけて、これだけの強い服が似合っていることには高評価。楽しそう、前向きな感じにすると成功ですよ、とアンミカさんが加えました。
三根有葵さん（18歳／175cm）
5位は三根さんです。日本人のチャーミングさを持っているが、この服はチャーミングではなくてダイナミックな服。それを着こなせず、洋服に負けている感じがする、と先生からフィードバックです。
一方で、動きは良かった、風の捉え方や間合いが抜群にうまかったし、よく理解して楽しんでいる感じがした、とパフォーマンスは評価が高かったです。
門田玲さん（16歳／173cm）
4位は門田さん。コシノ先生は1期生の時を思い出しながら、「最初会った時の初々しさがなくなった、前回は魅力的でチャーミングで、だんだん固まってきた気がする。もう少しリラックスしてもよい」と伝えました。
コシノ先生、角田さんと小野寺南友さんとこんなお仕事もされていたようです。
アンミカさんは、「1期生の時は門田さんの粗削りな良さがあったが、今は安心して見られる良さがある。うまくなったので、面白みが半減し、他の方のインパクトが上回った」と話しました。観客投票では 36人中10人が門田さんに投票、一番だったとのことで「嬉しいことですよね。。大衆受けするというのは強みです。将来楽しみです」とコシノ先生からお言葉がありました。
3位からは高評価とのことです。
岡本百恵さん（21歳／176cm）
3位は岡本さんです。迫力があった、歩きがマニッシュな感じがかっこよかった。角で回るところ、スカートの動きにも勢いがあって、 抜群にうまかったとのことです。 男っぽさ、大胆さを持っているのがすごい特徴で、とにかく「かっこよい」の賛辞。
体重のことは引き続き指摘があります。コシノ先生は「肉感的と言うかダイナミックな体をしている。春夏のコレクションは薄手の服も着るのでちょっとボリュームがありすぎて、冬向きかもしれない」、アンミカさんも「もう少し落とさないと、1位になれない」と続きました。
久貝和子さん（24歳／175cm）
平田さんが1位と発表があったので、久貝さんが2位です。ハードな服が普通に似合っている、どこにいくの？というような服なのに、もともとあなたものだったかのように着ている、そのような逸材はなかなかいないです、とお褒めの言葉がありました。
肌の色もあって、「久貝さんにしか着こなせない、というのは自分の財産ですよ」と勇気づけられるコメントもありました。
平田かのんさん（16歳／180cm）
1位は平田さんです。最近ずっと好成績でしたね。「顔の小ささ、バランス、素晴らしいです。山口小夜子さんを彷彿させる。メイクはどうにでもなる。十分できちゃうと思う」とべた褒めでした。第14回で髪を切ったことも大きそうですね。
コシノ先生、続けます。「あとバレエをやっていたり動きが抜群で何でもこなせる。パリに行っても何があってもこなせるかなと思います。今が旬だと思う、今活躍する時期ですよね」
最終審査は終了です。コシノ先生、学院生の前で一言。
「順位ではなく今日の経験が役に立ちます。衣装はみんな違うからいいんです。それぞれの役目にはまれるのが一番よいことです。全体をいるとすごくうまくいっているので、今後もまた私とお付き合いしてください」…泣けますね。
パリに行く学院生の発表は、10月27日放送とのことです。ネットではもう騒がれてしまっていますが… 涙の発表、そして自らパリ行きを宣言した学院生も、とのことです。
すごい、赤字のスーパーだ。乞うご期待！
