Go To キャンペーンの謎が解けたよ
少し英語を勉強した方だと、「Go To キャンペーン」と聞いて、あれ?と思うと思います。
Go To の後には、「場所」が来るのが一般的です。「~へ行く」の~がないのは、変な感じがします。Go to school とか言うくらいですから、旅行に限った話ではありません。
英字サイトでは、「Go To Travel Campaign」とされているようですが、Go To キャンペーンと同じなのでしょうか?
答えは観光庁にあった
観光庁の令和2年度補正予算案資料を見ると、「Go To キャンペーン事業」という消費喚起策が複数あります。その中の一つが「Go To Travel キャンペーン」ということのようです。
Go To Travel、Go To Eat、Go To Eventまでは何となく分かりますが、Go To 商店街は苦しい…。
英語で表現するなら…
「旅行する」というのを、何て言うかですよね。いくつか言い方があります。
- I go travelling.
- I go on a trip.
- I go on traveling.
- I am going to travel.
- I travel to <場所>.
- I go to <場所> on vacation.
「Go To キャンペーン」だけだとおかしいというのは、明らかになりました。私だったら何て付けますかね…。今回は施策で、導入が急がれますので、名前のイケてる度は二の次であります。覚えやすさという点では、成功しているように思います。
「Go To キャンペーン」で検索して見つけたもの
一つ目は、「GO campaign」カルフォルニア州にある、児童養護のためのNPOです。
もう一つは、オーストラリア、クイーンズランド州の「Good To Go キャンペーン」です。オーストラリアとニュージーランドは、「トラベルバブル」協定を結んで、お互いの国は行き来できるような形で観光需要を喚起していますね。観光地側も、観光客も、きちんと感染症対策をする前提です。
「Good To Go」ですが、Oxfordでは「be ready or prepared for something」(準備ができていること)、Merriam-Websterでは「ready to leave or to start doing something」(出発できる、何かを始められる状態)とあるので、クイーンズランドは皆さまをお迎えできますよ、という呼びかけのようです。
結論。「Go To キャンペーン」は日本語のキャンペーンなので、細かく言うこともないのですが、英語で聞いてもおかしくない範囲だといいのになぁと思ってしまいました。
P.S. 英語でがっかりしたのは、これが最初ではないので、以前の投稿も記しておきます。