ペットボトルでない緑茶の味わい(静岡)
静岡市内、森内茶農園さんを訪問しました。
お友だちにお誘いいただき、「お茶と地そばを楽しむ会」に参加。
のどかな風景が広がります。こちらは、大量生産ではなく少量のロットで、自分たちの目の行き届く範囲で、お茶を生産されている農家さんのようです。
静岡では「やぶきた茶」を初めとするブレンド茶が有名です。ブレンドは、一定した味を保つのが得意でしょうか。一方でいわゆるシングルオリジン(1品種)は特有の味わいがあり、さらに生産年によってのちがいもあるそうです。
毎月1日は「お茶に親しむ日」、体験会も催しているようです。お茶離れ、急須離れと言われて久しいですが、ペットボトルのお茶は六番茶ということで、良質とは言い難い。もっとホンモノのお茶を楽しんでほしい、と思うのは至極当然のことです。
私自身は、大学生まで急須を持っていましたが、今はミルサーで煎茶を細かく挽き、パウダーにしてお茶を飲んでいます。葉の成分が体によいと聞くので、パウダーにして摂取するのは合理的とも言えます。
まず品評会に入賞したお茶をご馳走になりました。
フタがないのは、湯冷ましでしょうか。緑茶には熱湯でなく80度くらいがよいようです。
静岡で富士山のモチーフを見ると、特別感があります。そして見て下さい、お茶の色。 口の中で、ひと言で表現できない複雑な味わい。 本当に「嗜好品」と言うべき、少量で特別な時間を提供してくれます。
畳のお部屋には掛け軸があり、「喫茶去」(きっさこ)と書いてあります。「ちょっとお茶でもどうぞ」という意味だそうです。
その後は、静岡在来種のソバと、つきたての餅を、磯部と汁粉でいただきました。青空の下で最高の贅沢です。
静岡の人は朝昼晩お茶を飲む習慣があるように思いますが、ティーバッグでも美味しいものがあるので、そこから始めてもよいかと思います。ビタミンCが取れ、ガン予防の効果が認められたデータもあります。
まずは少量から試してみることで、美味しいお茶を飲む方が増えたら嬉しいです。
紅茶のルピシエなどに見倣って、若い女性がほしくなるようなパッケージにしていくこと、海外に売り出すことも、今後の道かもしれません。
最後に、花粉症の方への朗報。「釜炒り茶 べにふうき」が効くそうです!
こだわりの小さなお茶農家 森内茶農園
静岡県静岡市葵区内牧705
http://www.moriuchitea.com/