本と写真が好きな方、ライカのレスリー・キー写真展へどうぞ
「ライカ」(Leica)がカメラのブランドであることは言うまでもないですが、ある犬の名前でもあります。ソ連が打ち上げたスプートニクに乗せられた、ライカ犬(Laika)。私の中で殿堂入りしている映画『マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)の冒頭に主人公の「宇宙を飛んで餓死したライカ犬より、僕の人生はましだ」という内容の、詩的な独白があります。
今日はカメラの方の「ライカ」の話。写真家のレスリー・キー氏。最近では、「パリコレ学」講師としても登場されました。5月14日まで、銀座で写真展を開催中です(入場無料)。
楽しみにしすぎて、先月オープンまもなく行ったところ、2月11日(祝)は月曜休館。泣く泣く引き返したのでした。美術展であれば休日はオープンしているだろうと思い込んでいたのですが、ショップに併設してるスペースでしたので、営業時間はショップに準ずるというわけです。
満を持して、3月の再訪。ライカギャラリー東京に向かいます。東急プラザの通りを新橋方面へ向かい、泰明小学校に通じる道路沿いに静かに佇むショップ。ギャラリーは2階です。
お店の方に、「作品は3か所すべて違うのですか?」と聞いたところ、「はい。近いのでお時間があればどうぞ」とお話がありました。
3か所と言っても、2か所は同じビルの同じフロアにあるので、結局は2か所です。
写真展のタイトルは「Bookish」、本好きという意味です。日本人にはちょっと馴染みのない表現で、感覚的に伝わらないのが残念ですが、被写体と本が一緒に収められている作品陣です。
本が好きな人の表現は他にも、「bookworm」(ブックウォーム=本の虫)「bibliophile」(ビブリオ=本、フィレ=熱狂的な人)などありますね。
ギャラリーで「写真を撮っても構いませんか」と伺ったところ、「風景でしたら構いません。作品の接写はご遠慮ください」とのことで、なんとも寛大なお答えをいただきました!
ジャーン!
このギャラリーが一番作品数が多く、小さくも居心地のいい空間です。また、モデルの名前は記していないものの、「斎藤工さんかな… そして永瀬正敏さん… こっちは窪塚洋介さんかな?」と、続々と著名人が続きます。撮影も被写体もトップクラス過ぎる!
こちらはおまけ。外の明かりが反射してしまいましたが、レスリーの愛するユーミンの写真集ですね。
ギャラリーの隣に、ライカプロフェッショナルストア東京があります。こちらには同じく「Bookish」の大きなパネルが数点飾ってありました。他のお客さんがいたので、写真は控えました。
せっかくなので、最後にGINZA SIXまで足を伸ばしました。5階にライカショップがあります。
GINZA SIXの店舗の一角に、パネルが飾ってありました。GINZA SIXだから6点だった…のかな?
店内だったので写真は撮れませんでした。
結論。ライカギャラリーだけでも行く価値あります。ここが喫茶店だったら、本を読めたら、ぼーっとできたら、最高!と思いました。
レスリー・キー氏については、別の回でも取り上げます。今日は3.11ですが、震災復興も含めてチャリティ活動に意欲的な方だからです。