自分で自分をバカにしない

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メンタルの勉強「UMI」(ユー・エム・アイ)をしていた時のことです。

多くの人が、もう何年経っても許せないような経験の一つや二つを持っているかと思います。私もそんなエピソードがありました。まさに「臭いものにはフタ」状態。

そんな思い出を紐解いていきました。

紐解くプロセスは、結構辛いです。というのも、フタをしていたのは自己防衛で、そうするのが自分にとって都合がいいからです。対峙したくないから忘れる、でも思い出せば怒りが再燃する、の繰り返しを断ち切るため、自分の心の根っこに行きました。

どういう心の変化があったかというと、相手の言葉に反応したのは、自分に原因があるということが分かったのです。

少し具体的に綴ると、仕事で通訳に入っていた私に、初対面の男性がいきなり私に向かって「あなた男にフラれたことないから分からないでしょう」と言われたこと。また、よく知っている男性上司から「お前は彼氏がいないから婦人科系の病気になったんだ」と言われたことがありました。どちらも悲しみや怒りが爆発しました。

自分なりにはこのことを「性の対象としての女性や、女性性について語ることについて、苦手意識がある」と思っていたのです。

本当は違っていて、「自分がバカにされた」と感じ、そのことが「悔しかった」ことで、感情が揺さぶられたことが分かりました。何を言われたかは関係なかったのです

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「バカにされた」と感じた = 「いつもバカにされないように頑張っている」 = 「なぜなら自分は頑張らないとバカにされる存在だから」 = 「自分で自分をバカにしている」

正体はこれなのです。ここ結構分かりづらいです

「悔しかったね、よく頑張ったね」とその時の自分に十分に声をかける、そして「頑張っていても頑張っていなくても、どんな状態のあなたでも、存在するだけで価値がある」と分かる、そんなふうに解決していきます。

そして分かった状態で現実を振り返ると、当時100%相手が悪いと思っていた出来事も、「あの時自信がない自分もいたよな」「引け目を感じていた自分がいたかもしれない」「遠慮せずひと言言い返せたら、誤解が解けたかも」などと、少し見方が変わってきます。自分が100%被害者になっていたら、見えてこなかった視点です。

UMIで教えてもらったことは、よき人生を生きていく上の土台として役立つと思っています。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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