競ってないけど軽い敗北感… の時は心を見るチャンス!
好きになった人の口から、好きなアイドルや女優さんの名前が出てきたこと、あると思います。日常会話だし、有名人だし。
なのにその時の、自分の中での何とも言えない敗北感って、何でしょう。
- 映画『ノルウェイの森』を見て、水原希子さんがいいねと言った、A君。
- 中山美穂さんが好きで、そのせいかロングヘア―好きだった、B君。
- 宮崎あおいさんが好きで、オリンパスの一眼レフを買ってしまった、C君。
- アナウンサーの話をしている時、「カトパン可愛い」と言ったD君。
「そうだね、いいよね」というような、他愛もない会話ばかり。
独占欲? 逆はどうなのかな。女性から憧れの男性の名前が上がったら、ヤキモキする男性はどのくらいいるんだろうか。
唯一、私の大好きな松たか子さんのことをいいと言った、E君のケースは、問題なかった。そこで、それぞれの女性についてもう少し深堀してみたところ…
水原希子さんは、特に『ノルウェイの森』では透明感のあるキャラ。その透明感は、私には逆立ちしてもないという意識があった。カトパンは、目が大きくてスタイルがよく、私とかけ離れている印象。この二人に関しては、「なろうと思ってもなれない」ないものねだりかと。
中山美穂さんは、今はエレガントなマダムだが、当時はヤンキーに愛されていたチョイ不良キャラ。自分の中で、特段よい印象がなかったように思う。宮崎あおいさんは、個性的な映画に出ていて好きなのだが、女性としては少し幼い感じがした。この場合、相手の好みにケチをつけるというか、「そんなにいいか?」という表現に包んだやきもちのように思える。
松たか子さんの上品で清楚な感じが好きで(そもそも岩井俊二監督の『四月物語』という作品が大好き)、E君がそこが好きとは限らないが、勝手にそう脳内変換した。
E君が、そのうち松たか子さんから新垣結衣さんに鞍替えし、「ガッキーがいい」と言い出したときには、「ふざけんな!」と思った。この時、私のモヤモヤの根っこは「若さ」への嫉妬だったみたい。ガッキーごめんなさい。
宇宙の法則(UMI)では、「~~さん(女性)の~~ところが嫌い」と思った時点で、すでに自分の心が揺さぶられていることになる。気になっているということは、自分ができないことを妬んでいるのに、それを見たくないから相手に「嫌い」という感情を向けて、思考回路をシャットダウンする。
自分のどんな「思い込み」が原因で、「嫌い」に結び付けたのかを、丁寧に見るのは大切。何かのひと言が引っかかったら、一歩離れて見るチャンスなのです。
ここで「自分だけを見てほしい」と思えば思うほど、相手をコントロールしていることになり、相手は離れていくというのも、また宇宙の法則。
自分の気持ちを伝えるのはいいことかなと思うので、試してもいいかと思う。 「~~と言われると、~~という気持ちになって、悲しい/寂しい」と伝えたら、大抵の場合はかわいいやきもちと見てくれるでしょう。
P.S. 水原希子さんたちは、決して競える相手ではなく、敗北感というよりは潔く敗北です。誤解なきように。