人生の意味について、アドラーからのヒント
イップマンに続き、シンクロニシティです。自分に必要な情報がどんどん流れてくる状態。
心理学者・哲学者アルフレッド・アドラーの『嫌われる勇気』は、2013年の発売からすぐに買って読んだ本です。当時もフムフムと読んだのですが、もう一度これに立ち返ろうというメッセージですね。
その証拠に、YouTubeで流れてきました。(はい、何かのアルゴリズムであることは承知。)
サラリーマンYouTuberのサラタメさん、スゴいです。ビジネスのハウツー本には一度読めばいいもの、内容が分かればよいものが多くあります。10数分で要約し、音声で聞かせちゃう、さらにご自分の見解も足しておられ、時間のないビジネスパーソンには助かってしまうチャンネルです。 もちろん『嫌われる勇気』は購入する価値のある本ですけれども。
その後、今年に入って偶然再放送していた『100分de名著 アドラー「人生の意味の心理学」』(2016年2月)を、たまたま気になって録画をかけていました。時間がたっぷりあった週末に、4話一気に拝見することに。
伊集院光さんと武内陶子さんの本音のつぶやきに、岸見一郎先生のやさしい語り口が響き、頷くばかりです。4回シリーズからキーワードをメモしました。
第1回「人生を変える逆転の発想」
1. 意味づけを変えれば未来は変えられる
2. 原因ではなく目的に目を向けよ
第2回「自分を苦しめているものの正体」
劣等コンプレックス:AであるからBできない/AでないからBできない
優越コンプレックス:自分を実際よりも優れているように見せようとする/他者からどう見られているかを非常に気にする/自分で自分についての理想を高くしようとする
第3回「対人関係を転換する」
人間の悩みはすべて対人関係である
課題の分離
承認欲求
第4回「自分と他者を勇気づける」
共同体感覚は対人関係のゴール
共同体感覚のために必要なこと:自己受容/他者貢献/他者信頼
「人生の意味はあなたが自分自身に与えるものだ」
最後にガツンと来ました、この言葉。課題とどう向き合ったらいいか。人とどう関わったらいいか。幸福になるシンプルな方法を、指南いただいた気がします。
そして、人生の意味は自分で決めるもの。これは大きな責任を伴うものであると同時に、自分さえ納得すれば誰からも批判されるものではないという、自由も感じます。
アドラーは時あるごとに読み返したいと思います。