3Dかつ体温が大事

ここ2年ほど、Zoomなどのオンラインプラットフォームを使った会議が増えました。会社以外でも色々な方とのつながりがあるため、どこかに集うことなく自宅やカフェからつなげて、バーチャルな会議に出席できるのは、有り難いことです。

一方で、すかいらーくが24時間営業を止めることが発表され、その原因として社の方が「昔は実際に会わないとできなかったことが、今ではできるようになっている環境の変化」というお話をされていました。

そしてホログラムはスター・ウォーズの世界ではなく、もうすぐ現実のものとして使えるようになります。自分の分身のように、自分の投影を別の場所に置くことができる、そうするとますます「その人に会った感」は強まります。

https://twitter.com/goroman/status/732907642641731584

そんな中、今ますます際立つのは、リアルに会うことの貴重さです。同じ空気を吸っている、プレシャスモーメント。

そしてそれを感じるのは、体温かなと思っています。肌を密着させるという意味ではないですが、握手をして温かみを感じたり、話していて相手の熱気を感じたり。気配と申しましょうか。

その人が、そこにしか存在しない、唯一無二であることは、バーチャルな世界が広がる現代こそ、有り難みを感じるのです。

アメリカで勉強していた時、日本人の先輩が「こんなに有名な先生が自分の目の前に3Dで実在するんだから、聞きたいことは全部聞きなさい!」と激励してくれたことがあります。学費を払っているから元を取れ、という意味でもありますが、本からの知識でも、オンライン講座からの知識でもない、リアルに聞ける機会をフル活用しなさい、そんなメッセージだったと思います。

AIBOがリアルな犬猫に敵わないのも、この辺に通じてくるかなと思います(AIBOユーザの皆さん、ご異論あるかと思います、スミマセン)。目の前にいる個体が3Dで体温があって唯一無二、 愛しくないわけがありません (LOVOTユーザの皆さん、知ってますよ、LOVOTは体温あるって)。

今日お伝えしたかったのは、仕事でも引く手あまたの友だちが30分時間を作ってくれ会ってくれたとか、悲しいときに隣にただただ静かに寄り添ってくれる人がいたとか、そういうモーメントに感謝の気持ちが湧いてくるなってことです。キーワードは3Dと体温。そんなことを思いました。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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