『毎日が障害物競走』に見る2つの共存する視点

『毎日が障害物競走』に見る2つの共存する視点

Eテレが23:55から5分間だけやっているポケット番組『2355』が面白い、と話題です。

ちょうど私が見た回『毎日が障害物競走』が、異文化アルアルでした。小沢健二さんの妻で米国人ジャーナリストの、エリザベス・コールさんが、米国と異なるニッポンを切り出します。ナレーションを市川実日子さんが担当しているのも素敵です。

5分の中で紹介されていたのは、アメリカでインド綿スカートを履いていればヒッピー的思想(生き方)であることの意思表示なのに対し、日本では単に「その模様が好きだから」で片付いてしまうことへのギャップです。

https://www.pinterest.jp/pin/470485492313325986/

分かるー!そして、その2つの見方は、一人の人、例えば私に内包しているものなのです。

私のアメリカ留学体験や、その後の仕事上の多国籍な場面から実体験したのは2つ。1つは十字架(クロス)のアクセサリーです。

アメリカは基本的にキリスト教国で、日曜日には教会に行っている人も多く、大学では聖書の勉強会なども実施しています。そして十字架のネックレスをつけていればクリスチャンであることが分かります。

当時安室奈美恵さんがしていた十字架が人気でしたが、安室さんがクリスチャンだと思った人は何人いたかしら? いや、そもそもクリスチャンじゃなくても身に着けられるアイテムですよね?

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もう一つはTシャツです。1980年代~90年代にかけて、ハードロックカフェのご当地Tシャツがわりと定番でした。Las VegasやLondonなど、地名が入っているものです。今で言うスターバックスの「I was there」シリーズのようなものです。

http://hardrockjapan.com/rockshop/

このような地名が入ったTシャツを着ている人と会うと、「行ったことあるの?」と聞くのがアメリカでは習慣化していたように思います。今でも、ある集まりで私が着ていったTシャツに反応した人は、全員海外生活を経験している人でした。

もちろん英語だと全員が読めないということはあるにしても、日本での「デザインが可愛いから着る」という選択と、アメリカでの「身に着けているものから会話を生むこと/人の情報を得ること」とはまったく違うもののように思います。

ちなみに、『毎日が障害物競走』の原題は、”Obstacle Course“。『障害物についての講座』という感じかと想像します。講座と言っても勉強くさくなく、もちろん押しつけがましいところもなく、考えさせられる素敵な5分でした。