芸人先生#2 アンジャッシュの「気持ちがいいボタンを押せ」

やっぱり面白い、NHK「芸人先生」です。

芸人さんは、学歴はさまざまです。中卒、高卒の方の場合社会人歴が長くなり、同年代でも社会人として先輩になります。特に上下関係も厳しい業界において、
ビジネスをされて生き残るわけですから、コミュニケーション力が高いはず。処世術の極意をきっちり教わりたいですね。

今回は、アンジャッシュのお二人が、ANA社員さんに対して行った2回の講座のうち2回目、 「アンジャッシュが大手航空会社で“気持ちがいいボタン”講座」 (2019年4月8日)放映分です。採録ほど正確ではありませんこと、ご容赦ください。

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会話の広げ方がわからない

今回は、こんなお悩みです。狭いコックピットでもう一人の操縦士と2人きりの時間を過ごすパイロット、短時間で効果的にコミュニケーションする方法を知りたい。上司にプレゼンをする機会があるが、どうもうまく説明できていないと指摘される。どちらも、会話にお困りのようです。

芸人さんはおしゃべりに見えますが、基本的に人見知りとのこと。プライドを捨てて話すしかない、とのことです。「当たって砕けろ」でしょうか。

気持ちいいボタンを押せ!

芸人さんですら、「自分のトーク100%で盛り上げることは無理」なのだそうです。その際、もっと「相手をどう気持ちよくさせるか」に着目せよ、とのこと。それには、相手の「これ聞いてほしい」というサインを見逃さないように、というのがポイントです。

渡部さん曰く、「聞き上手」がいいとされる世の中で、その上手を行くのが「質問上手」です。

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相手から質問をされることは、その人の存在を認めていることにもなるので、承認欲求を満たしていることにもなりますよね。たしかに、自分の話ばかりする人は嫌われちゃいます。

そうは言っても質問が思い浮かばない場合は、相手に聞き返せばいい、というアドバイス。なぜなら、その人は「聞き返してほしい」からです。聞き返してほしい、は語弊があるかもしれませんが、その人が関心あるエリアだから聞いているということは、その人にも持論や思いがあるはずなのです。

新しい情報の発信があった時は、チャンスと捉えられますね。「カバンを買った」という情報に、すかさず「なぜ」を聞けば、その方なりの理由や信念、ストーリーが見えてきます。色、素材、ブランド、いろいろ分かります。マーケティングでも「ストーリー思考」と言われ、ストーリーのあるものは共感されるからより売れるのだそうです。

他にも、「観察力」を磨くのがよさそうです。普段見ていないと、新しい情報を拾えない、気づけないからです。持論ですが、「髪切った?」は使えます。

褒めることを諦めるな!

このままのタイトルだったのですが、とにかく人のよいところを見つけて褒めなさい、ということです。渡部さんも、ロケで 会ったばかりの人と打ち解けて、場組を面白くしないといけないというプロ意識から、心がけているそうです。

何でも「褒めのプロ」は石田純一さんだとか。かわいいですね、に始まり、洋服素敵ですね、髪型いいですね、オーラが美しいね…。とにかく褒めポイントがない人はいないという前提です。

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うわさ褒めも効果があるそうで、「 ~~さんがあなたのことを褒めてた」というのは嬉しいですよね。

最後にまとめのような話ですが、「犬と赤ちゃんの写真を持っている人」には絶対反応すること。100%見せたがっているので、分かりやすいです。

気づこう、質問しよう、褒めよう。
「かわいい赤ちゃんですね、おいくつですか?」シンプルです。できそうです。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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