ハリウッドスターの星読み:リバー・フェニックス
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
ハリウッドスターの星読みシリーズ、今回は私と同年代(アラフィフ)の方々向けに、リバー・フェニックスさんを読んでみたいと思います。『スタンド・バイ・ミー』のガキ大将の役から、インディーズ作品の『マイ・オウン・プライベート・アイダホ』まで、1980年代に輝いていた若手俳優。
彼が若くしてこの世を去ったこと(23歳で他界)は、本当に悲しい出来事でした。
早速チャートを見ていきます。
リバーさん、1970年8月23日午後12時03分、米国オレゴン州マドラス生まれ。
リバーさんの雰囲気からは、太陽星座であるおとめ座の印象はないですね。
一番目立つのは、水星と冥王星のコンジャンクション(0度)でしょうか。冥王星は、100か0かの強烈なエネルギー。リバーさんご家族が不死鳥である「フェニックス」という姓を名乗ったことも、偶然ではなさそうです。不死鳥は、灰の中から蘇って復活しているわけですから。
まず見た目の印象はさそり座で、妖艶な感じもあれば、口数が少なく信頼できる、とも読めます。そしてさそり座のルーラーが冥王星なので、友人・未来を意味する11ハウスの重要度が増します。
1ハウスに海王星があり、直感力を使って物事を解決していくタイプでしょう。
月はおうし座でルックスの優位性が確認できますが、カスプ5度前ルールにより、8ハウス。小さな集団で過ごすことに安心を覚えたり、ルーツを大切にする人でしょう。
太陽がおとめ座0度、10ハウスなので、目に見える形での社会的成功は確約されていますね。ただ、30代以降も続けてくれていたら、さらに活躍できた、そう思ってしまいます。
太陽は小惑星リリスとも合なので、心の奥の奥、ダークサイドが炙り出されるような感じ。ここでも冥王星の意味合いが強くなります。カリスマリーダー、社会への反抗心も顕になります。どこまで行くんでしょうか。
ドラゴンテイル(おとめ座3度)もほぼ合で太陽に接近しており、過去世で一度経験したように振る舞うのは簡単なはず。ただ、今世で本来経験したらよかったのは、4ハウスつまり家庭なのです。
リバーさんは、ヒッピーのご両親のもとに生まれ、住居を転々とするなど、ユニークな家庭環境で育ったことが知られています。そして、「親の属していたカルトが性的にオープンで、子どもたちは性的に虐待されていた」との発言記録がありますが、真偽のほどは分かりません。
月は7ハウスで、太陽/リリスとはスクエア(90度)、冥王星とトライン(120度)、海王星とのオポジション(180度)となり、2つの三角形を作っています。感受性の強さや、他人を見抜く力、忍耐強さを表していそうです。太陽と月がスクエアだと、公私が緊張関係を生むことになりそう。そして、他者といることが馴染むという意味では、単独行動よりは複数人での行動を好みそうです。彼の映画での役とも、なんとなくつながります。
角度として強そうなのが、MCに一番近い火星、つまり前進し競争するエンジンです。この火星が、7ハウス土星と90度であり、対人関係が足を引っ張ったり、相手の動きが緊張関係を生むと言うことが起きそう。
参考まで、彼がこの世を去ってしまった日の天体も、出してみました。
1993年10月31日、午前01時51分と報道されていた、リバーの逝去。
実は、出生図で見る赤いトライアングルとは異なっているのですが、ここでは
- ネイタル火星(しし座23度)に、トランジット土星(みずがめ座23度)のオポジション
- 同じくネイタル火星(しし座23度)に、トランジット冥王星(さそり座24度)のスクエア
- ネイタル土星(おうし座22度)に、トランジット冥王星(さそり座24度)のオポジション
というグランドクロスに近く、かなりしんどい時期だったように読み取れます。
トランジット冥王星が1ハウス(自分自身)に来ていますから、リバーさんのキャリアが一番輝くためのカルミネート(MCに一番近い惑星)である火星さえも、この冥王星に影響されてしまった形でしょうか。どこまでも冥王星。
ゼロかイチかのエネルギーで行動するリバーさんは、輝いてイチの姿だった瞬間を、たくさんスクリーン上に残してくださったと思います。
また彼の映画についても、いくつかご紹介できればと思います。
若くして逝ってしまった俳優さんたちは、若いまま記憶に残りますね。リバー・フェニックスが、大好きだ!