「モテ」への違和感を確信したとき

少なくとも2000年くらいまで、ティーンや20代が読む男性ファッション誌では、「いかに女性にモテるか」がテーマだった。男子中高生がバンドを始める動機のダントツは「女子にモテたい」だというのもよく聞く。一方で、女性が「いかに男性にモテるか」を公に追求することは、何となくはしたないことのような気がしていた。

2018年の今、そう思う人は少ないだろう。ティーンや女性誌、オンラインでももちろん、いかにモテるか、ゆるふわ、涙目、… 男性ウケするメークやファッションが満載。

今年に入って、メンタルの世界を勉強をした時に、自分が「モテ」に違和感を持ち続けた長年の疑問が、腑に落ちた瞬間があった。

man and woman standing beside body of water

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「モテ」とは、「他人に自分の評価を委ねること」だと分かったからだ。

他人からの評価は、モチベーション維持に大切な場合もある。小さい頃は、親から褒められたい一心でお手伝いしたりもする。ただ、大人になるにつれて、自分で自分をハッピーにする方法を学んでいかないといけない。

「モテ」ている時の心理状態。相手への依存心が生まれる。私は好かれ続けなければいけないと感じ、モテている状態を楽しむ余裕がない。または、いつか離れられてしまう不安にかられる。

「非モテ」の時の心理状態。私はモテないから価値がない、自信を持てない、と自分を過小評価してしまう。

少し大げさに書いたので、こんな人ばかりではないのは分かっている。お伝えしたいのは、「どんな状態の自分もオッケー」と思えることだ。男性も女性も、自分がなりたい自分になると決めること、努力すること、そして理想になれてもなれなくてもご機嫌でいる姿が、きっと一番素敵に見える。

自分は若いころからモテたためしがないし、負け惜しみと思われてもよい。モテは脇に置いて問題なさそう。「非モテ上等」なのだ。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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