翻訳本の価格が上がって安心した 『ザ・グレイテスト・シークレット』

Cover Photo by Maël BALLAND from Pexels

こんにちは、Junkoです!

私の大好きな本に、ロンダ・バーンさんの『ザ・パワー』(原著2010、翻訳2011)があります。『ザ・シークレット』(原著2006、翻訳2007)の続編として出て、その後『ザ・マジック』『ヒーロー』と続きます。『ザ・シークレット』は、「引き寄せの法則」(英語でThe Law of Attraction)を説いたものと言われています。

私が『ザ・パワー』が好きなのは、日常生活をどう豊かにできるのか、に焦点が当たっているように感じるからです。『ザ・シークレット』は自己啓発本の故か、どうしても一攫千金のような匂いがしてしまうのですが、『ザ・パワー』はどう毎日を丁寧に生きるか、を教えてくれているように思います。

6月頃でしょうか、そのロンダ・バーンさんの新著が出たと聞いて(実際には4月下旬発売でした)、すぐに買いたい!と思いました。迷う理由もないのですぐ購入したのですが、実は2,750円と、金額が上がっていることに一瞬驚き、一度中古を探してしまいました。半日後、新品を買いましたが。

こちら、『ザ・グレイテスト・シークレット』(原著2020、翻訳2021)です。

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そうそう、 私の印象では、洋書の翻訳は税込みで1500円~1700円くらいのイメージで止まったままでした。私が購入した『ザ・パワー』を見ると、 1800円+税とありました。今も1,980円ですから、本体価格は変わっていませんね。『ザ・シークレット』 が出た当時、消費税は5%でしたが、8%を経て今は10%です。

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今日書きたかったのは、本の価格が上がっていて、ちょっとホッとしたのです。日本の賃金や物価は長らく上がっていないと言うことは国際的に言われており、東京のアパートの家賃が10万円だったり、大戸屋の定食が800円だったりすると「安い」という反応が返ってきますね。例えばロンドンでアパートを借りようとすると2021年7月の平均は月額1,645ポンド(出典)、つまり24万9千円。ニューヨークでもランチに10ドルではまともな席に案内してもらえず、ピザなどの軽食しか食べられないでしょう。ですから、本も2,000円を超えるとハードルが上がった気持ちになりますが、読者の顔色を伺って価格据え置きとせずに、2,750円で出すことで、著者にも翻訳者にも印刷屋さんにも少しは報いることができるのではないか。わずかな貢献ですが、私は買えてよかったなと思います。

さて、アメリカの出版事情について。日本と同じく、まずハードカバーと呼ばれる書籍が出ます。ある程度売れるとペーパーバックと呼ばれる文庫が出ます。アメリカは、日本より電子書籍やオーディオブックも普及している印象があり、日本の方が「紙」へのこだわりが強いかもしれません。

私は多読家ではありません。が、本がある生活が大好きだ!

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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