『VERY』に見るファッション誌演出の苦労

『VERY』に見るファッション誌演出の苦労

アラフィフの私が美容院に行くと、『VERY』を差し出してくれるのは、明らかに優しさだと思います。

こんにちは、Junkoです!

光文社『VERY』は30代がターゲットのはずですが、実際の読者はアラフォーなのだそう。ターゲットが雑誌とともに歳を重ねるのはよくあることです。滝沢眞規子さんの表紙でお馴染みでしたが、2019年12月号で卒業されたことを知りました(『VERYWEB』)。現在は矢野未希子さんです。

https://veryweb.jp/fashion/60925/

そんなんで、私がファッション誌を目にするのは主に美容院で、最近はそういう限定条件の方も多いかと思います。

今日の話は、イメージとか世界観を提供するファッション誌で、言葉をどうスタイリッシュに見せるかと言う工夫や苦労について。

私自身は文字人間なので、ファッション誌の小さな文字も隅々まで読むタイプなのです。読んでいて気づくのが、カタカナの多さ。英字はカッコいい、カタカナも英字の流れを受けてカッコいい、そう植え付けられて育ちました。

新聞のように事実を伝えるものであれば、いかに短いスペースに多くの情報を入れようとするか、どうやって端的にタイトルをつけるか、が勝負です。しかしファッション誌では「自然」ではなく「ナチュラル」と表現するのがお約束。2文字のところ5文字必要な現場です。他にもフェミニン、カジュアル、ハンサムなど普通に使いますね。デニム、コーデュロイ、サロペット、チュニックなど素材や形状を示すのも全部カタカナです。「横縞」を「ボーダー」、「縦縞」を「ストライプ」って、効率悪いです。マストハブは、必需品のことですね。英語でも、must-have という形容詞で使います。でも、「ロングブーツは秋冬のオシャレ必需品!」だと今一つ雰囲気が出ないんだと思われます。

次に、省略形が登場します。長いものを3文字や4文字に短縮する言い方、日本語ではよくありますね。始めの3~4文字を取るやり方としては、コーデ(コーディネート)、コンサバ(コンサバティブ)、ワンピ(ワンピース)、タンク(タンクトップ)、ノースリ(ノースリーブ)などありました。

次に前半と後半の一部をくっつける省略方法。ロンT(ロングTシャツ)、カラバリ(カラーバリエーション)、プチプラ(プチプライス)など。考えてみたら、タキマキ(滝沢眞規子)さんも4文字だった!

今一つ定着感の薄いものもあり、リーマム(平日は会社勤めのサラリーマン・お母さん)やジャケパン(ジャケットとパンツの組み合わせ)、なぜかスタメン(スターティングメンバ―)も見つけました。編集部のご苦労が伺えます。

https://tomothai.net/30代ママやol女性におすすめ人気レディースファッ/

VERY編集部のインスタアカウントを見ると、インスタは紙よりは文字数が自由なためか、テキストもゆったりと書いておられる感じを受けます。紙からデジタルへの移行で、長さについての制約は解放されましたね。私もブログの長さ、ほとんど気にせず書いています。

あまり見ない4文字を見ると美容院で吹き出しそうになってしまうので、程よいところに留めておいていただけたらと願っています。

文字数と格闘しているファッション誌編集部は、愛おしい!