ジョハリの窓は3Dに 無意識の大海原に漂う私たち
ここのところ、メンタルの勉強をする中で、昔習った「ジョハリの窓」を少しちがう角度から見てみることとなった。
言うまでもないが、ジョハリの窓は自分と他者が、自分のことを「分かっている」「分かっていない」を4つのパターンに分けたもの。自己開示を増やし、相手からのフィードバックを得ることで、自分も他人も知っている「解放の窓」領域が広がり、コミュニケーションがより円滑になる、と言われている。
「自分で分かっている」という自己認識は、あくまで自分が認識している範囲であり、無意識を含んでいない。そして、人間には思いグセというのがあって、無意識で思っていることを引き寄せたり、行動してしまうことの影響の方が非常に大きい。
UMI(ユー・エム・アイ)で勉強したことをベースに、例えば彼氏・彼女との関係に置き換えてみよう。自分を、彼氏のいる女性に設定してみる。
①意識:彼にもっと愛されたい!
②無意識:(意識の根にある思い)私は彼に愛されていない。
③無意識:「私は彼に愛されていない」を証明するための行動に移し、結果彼に嫌われるような行動を取る
④意識:やっぱり私は彼に愛されていない。
例えば③で、何度もメールやLINEをするなど、よくありますよね。結果、うざい女性になっています。
ここで思いグセを修正できるとしたら、
- ①で「ない」ことより「ある」ことに注目する。愛されていないことはないことに気づく。
- ②彼がいてもいなくても、会えても会えなくても、満たされた自分を作っていくこと。(彼と会うことで自分を満たすのは、相手のエネルギーを奪います)
- ③で彼との会話により、フィードバックをもらう。例えば、連絡が少なくなったことは気持ちが薄らいだからなのかどうか、事実を確かめる。
「ジョハリの窓」の重要ポイント2つ「自己開示」「フィードバック」は、変わりません。ただ、「ジョハリの窓」が二次元ではなく三次元のキューブ型で、私たちは意識と無意識を行ったり来たりしているのではないかとイメージします。自分で分かっている領域 I. III. は意識部分では本当にわずか。相手には、無意識部分も含むフィードバックをくれ、また相手と話すことで誤解が解けて、思いグセを手放すこともできるのです。