テクノロジーは、楽しさと並走させたい

デジタル・デバイドという言葉はもう古い、もしくはデジタル化しすぎて細分化しているのかもしれないけれど、デジタルの「食わず嫌い」がいる世の中で今日伝えたいこと。

それは「楽しさ」について。

トークン&ICカード

話は少し遠回りして、私の父。家族で2回台湾に遊びに行っているのですが、父が一度目に台湾のファンになった理由が、地下鉄のトークンです。

https://ja.wikipedia.org/

海外では一人で公共交通機関を使うような冒険もしないはずの父が、このトークンの買い方と、これで大抵どこでも行けることが分かり、なんて便利だ!と一人で地下鉄の旅に。気に入って旅の思い出にトークンを持ち帰ったほどです。

たしかに海外では、料金の変わるような運賃体系のバスや電車には乗りづらい。切符の買い方すらままならない。だからそのハードルを下げてくれるような存在のトークンだったと思います。

2回目の台湾では、Suica/PASMOのようなチャージ式ICカードを使いましたが、諸々のわずらわしさから解放され、とても便利に観光することができました。私は残額を清算して出国しましたが、父はまた使いたいとのことでカードをキープ。

この「便利になって、楽しい」「私、使いこなせてる」という感覚、大切だと思うのです。

みんな、自転車にそうやって乗ったじゃないですか

Photo by Vladislav Vasnetsov from Pexels

LINE

もう一つの話は2年ほど前、家族全員がスマホになったので、LINEグループを組んだこと。

両親は団塊世代なので、同世代のお友だちはまだガラケー中心のよう。

父も母も、スマホを打つのはゆっくりですが、いろいろできるようになると楽しいようで、夢中になって(いるつもりはないようですが)やっています。

母からのLINEを以前、Facebookの友人に公開したのがこちら。

受け取った私は絶句したけれど、友人からはカラフルさとギャグを交えたところが高評価を得た。

これ打つの楽しかっただろうなー、とか。長押し覚えたんだな、とか。

細かいことはあまり分からなくても大丈夫。家族や友人との会話や思い出が増えることが大切。

あとは、自転車と一緒で、どこでも本人が行きたいところに行ける。

同じように、シニア層でFacebookを始めた方もたくさんおられます。黒柳徹子さんも、83歳でInstagramを始めたのです。勧めたとされる福山雅治さん、グッジョブ。

セルフレジ

セルフレジなど、ちょっとした社会現象になりつつあります。ちょっと練習が必要そうなものは、時間かけて教えてさしあげたらいいと思うのです。セルフレジを全員ができなくてもいいとは思うけれど、あれはあれで、トイザらス気分で楽しいかもしれないし。

海外のスーパーマーケットで、セルフレジにトライしたことはあります。やはり、店のカードをスキャンだとか、支払いにカードしか使えなかったりで、ルールが分からなかった部分もありましたが、買うものが少ない時は便利と思うことも多かったです。店員のいるレーンに並ぶと、自分で買うモノをかごから出して、動くベルトのようなレーンに並べる、そしてレジを通したものはレーンからピックアップしてまた袋に入れるので、それはそれで面倒くさいのです。セルフレジの場合、スキャンしながら袋に入れられるので、支払ったらすぐに店を出られます。

Photo by Fancycrave.com from Pexels

さて、文句を言ってもこのテクノロジーの流れが変わることはほとんどないと思うので、そんなに難しくないことを、習得するチャンスがあれば。そう思っています。

できるだけ分かりやすく教えること。楽しさを先に感じてもらうこと。

楽しいかもしれないと分かっていながら、お買い物代行サービスなんかにみすみす譲ってしまうのは、勿体ないですよ!

最終的に個人の価値観とは言え、新しいものにトライする気持ちは、自分はできるだけ長く持ち続けていたいと思います。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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