甘いトマトから考える都市型農業

成田空港にも近い千葉県佐倉市と言えば、ギリギリ東京への通勤圏に入る、 17万人強の都市です。

「ユーカリが丘」お聞きになった方もおられますね。山万(やままん)という民間企業が開発したベッドタウン、今もサステナブルに成長しています。

サステナブルや持続可能という言葉がなかった時代から、人が住むだけでなく、雇用を生み出せるか、長い目で見て人の暮らしに沿っているかを考え抜き、時には法律に先んじてコンセプトを打ち出し、今も自治体などからの見学者が絶えないそうです。

山万さんの現場の一つであるトマト農園を、見学する機会に恵まれました。

山万ユーカリファームと言います。

https://www.facebook.com/yamamanyukarifarm/photos/a.850797231637700/917746581609431/

夕暮れ時だったので、写真が暗いのですが、水耕栽培でしょうか、縦に伸びるトマトの苗から、赤と緑の実が見えました。

トマトは追熟しますが、こちらでは赤くなったものを収穫しています。そのため、トマトの青くささが苦手な子どもでも、食べられるとのことです。

試食タイム!本当に甘く、無限に食べていたいトマトです。たまにイライラしてスナック菓子をやけ食いするようなことがありますが、そんな時このトマトを食したい。

糖度の高いトマトなので、デパートで売ったりしているそうです。ジュースも販売しているので、無駄なく加工品にでき、付加価値が上がる点も高評価です。

このようなトマトを口にすると、普段スーパーに並んだトマトはどのような経路で届くのか… もちろん国産トマトには違いないけれど、随分早く刈り取られたものなのだと想像されます。

当日は、「キュイジーヌ」を主宰されているお料理の先生の教室で、このトマトを使ったサプライズもありました。

上の写真のように、トマトを湯剥きするなどは家庭で再現が難しいこともありますが、トマトに卵と生クリームを加えて作るオーブン焼きは、濃いキッシュ感覚でおススメです!

週末農業できないか画策している私としては、何ともうらやましい都市型農業の事例でした。都会の空き地でも、少しずつ実践できないかと思っています。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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