あなたは誰と暮らす街を選びますか?

あなたは誰と暮らす街を選びますか?

新内閣の平均年齢と男女バランス、冷静に見るのは難しかったです。

こんにちは、Junkoです。

この話題は昨年から温めちゃったんですが、2020年になってまた変化が生まれているので、改めて書きたいと思います。

日本は東京一極集中が本当に少しずつ解きほぐされています。しかし東京都の次に人口が多いのが大阪府ではなく神奈川県という事実を踏まえると、1都3県が一つの巨大な人口集中地域と考えるのが自然。そして、大企業の本社も東京に多く存在します。

アメリカは日本の国土の約25倍ですが、もちろん首都のワシントンD.C.に大企業が集中ということはなく、ニューヨークやロサンゼルスなど、それなりに大きい都市もあります。

参考まで、Wikipediaに「Lists of corporate headquarters by city」(都市ごとの企業本社リスト)というのがあり、アメリカではこれらの都市が列挙されていました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Lists_of_corporate_headquarters_by_city#United_States

フムフムという感じかと思います。例えばワシントン州シアトルのスターバックスコーヒー、コロラド州デンバーのユナイテッド航空、ミシガン州デトロイトのGMやフォードなど、それぞれの都市を代表するような企業が存在しています。

そのような地方企業よりももう少し設立年が若いIT企業はワシントン州シアトル(アマゾン)やカルフォルニア州サンフランシスコ郊外(Yahoo!、Google)などに集中していて、家賃が高すぎてとても暮らせない…、という声も耳にしていました。IT業界が優秀な人材を渇望する一方で、土地の高騰が止まらない… 少なくともCOVID蔓延までは。

IT企業なら、小さな市町村からリモートワークで大企業に働くことも可能なのでは、と思いませんか?

しかしここで大きな問題にぶち当たります。仮に「類は友を呼ぶ」問題としましょう。

大都市ではいろいろな人がいる分、受け入れる皿も大きいと言うか、国籍や人種、職業、配偶者の有無、家族のあり方、性的志向にも多様性が見て取れます。いろいろなものに触れる機会は、自分の価値観を広げてくれたり見直したり、スキルアップのために切磋琢磨することになるのだと思います。

Photo by Daniel Frese from Pexels

そうでない都市は、「普通」がかなり固まっている傾向にあり、例えば日本人が普通、結婚していて普通、子どもが2人いて普通、祖父母と同居していて普通、母親はパートが普通、自治体の首長は男性が普通… 例を挙げればこんな感じです。

先日、漁業中心の小さな町で伺った話では、町内会の会合(単なる飲み会のことも多い)に世帯の代表として出席するのは、大抵男性(父親)。女性が出席している場合は、夫が他界したため世帯主になっている独居女性とのことでした。きっと女性はマイノリティでしょうから、発言するのも難しいことでしょう。

例えば私がリモートワーク可能な職業に就き、大都市での価値観を持ちながら、このようにまったく違った価値観の土地で生活をすると、かなり自分が苦しむと思います。24時間中、仕事をしている時間だけではなく、買い物に出かけたり、友だちと遊んだり、人とのさまざまなかかわりを持つわけですから。

もう一つの例えで、「人間は150人程度の仲間と暮らす」ということも言われています。SNS上に千人の友だち、一万人のフォロワーがいようと、生活レベルで付き合うには150人くらいが限度、ということのよう。私もこれは、実体験として感じます。

Photo by Tom Fisk from Pexels

日本にも神奈川県相模原市の「藤野」のように、エコや自給自足、地域通貨、シュタイナー教育や芸術に関心が高い方々が集中して住んでいるエリアがあります。「意識高い系」と揶揄する人もいるかもしれませんが、働く場所を選ばなくなった時代には、そのような意識の高い方々と生活圏を共にし、コミュニティを形成することが、ストレスフリーに生きる方法なのかもしれません。

だからもう一度、タイトルに倣って聞きます。あなたは誰と暮らす街を選びますか?

大都市が好きというより、大都市のもつ器の大きさが、好きだ!