IKEA原宿はお試しショップだった

IKEA(イケア)の日本上陸が2度目なのは知られている話かと思いますが、1度目が1972年、撤退、2度目が2006年とのことです。今では、家具だとニトリや良品計画(無印)に「北欧」という付加価値が足され、生活雑貨だと同じく無印やフランフランの並びで、若者に人気のブランドです。ポイントは安さとオシャレ。

私のIKEAデビューは、実は中国でした。2001年に出張で北京に出かけた時、土日に遊びに行ったというわけです。日本では、都内だと立川、近隣ではTokyo-Bay(船橋)、港北、新三郷(埼玉)のどこか近いところが候補になりそうです。神戸だと、神戸空港のそばにありますね。これまでは船橋を利用していたのですが、緊急事態宣言が明けて間もなくの6月8日にオープンしたIKEA原宿に、行ってみました。

そうそう、会員カードを持っている方は忘れずに。ない方は、店頭ですぐに作れます。

それほど心配いらない、混雑状況

新しい原宿駅です。前の駅舎も残っていますが、もう別人と言う感じ。

通りを挟んですぐが複合施設「ウィズ原宿」なのですが、通りにも木々が並んでいていいですね。かすかにユニクロの看板が見えると思いますが、ちょうど警備員さんが立っておられるところ(右から2本目の木の辺り)がIKEA。ウィズ原宿の4階以上部分は、見るからにレジデンスですね。

お店は11:00からなのですが、Twitterで入店制限だの整理券だの情報が飛び交っていたので、少し心配になって土日の10:30に行ってみました。

通りに面した入り口ではなく、ビルの地下1階から地上2階までを左右に分けるように通っている吹き抜け部分に、別の入り口があります。日差しのことを考えても、こちらが待ちやすいです。警備員さんにお声をかけたところ、10:50くらいから整列を呼びかけますとのことで、並べば開店5分以内で入れますよ、と教えいただき、それまで待つことにしました。

10:45、お客さんが列を作り始め、合流した時点で10人くらい。

その後、あっという間に私の後ろに10人以上人が並び、2列目に続き、結局開店前に50人以上が列を作りました。混雑状況は予測しづらいので、開店時に行くのが一番振れ幅が少ないかなと思います。

ミートボールのないカフェ

IKEAと言えば、店内のカフェでスウェーデンの食事が楽しめるのが一つの売りですね。今回も、カフェがあれば一番有名なミートボールを食べよう、と思っていました。

通常は、しばらくショッピングを楽しんで、疲れた足を癒すためにもカフェに入るのですが、入店して2階のカフェをチェックすると、即座に「せまい=混む」と感じ、11:05には早めランチにすることを決定。やっぱり立って食べるのも、ねぇ。タッチパネルで注文、支払い、席を見つける、番号札で呼ばれる、という流れです。混んできてからは、席を見つけるのはちょっと大変になります。

縦長の大きなタッチパネル、世代が上の方だとちょっとびっくりするかもしれませんね。操作しながらミートボールを探しても、ない、ない!どうやら、このツンブロード(TUNNBRÖD)というブリトーみたいなロールがミート系(動物性)、ベジ系(植物性)、スイーツ系の3種類展開しており、あとはドリンク。軽食ですね。ツンブロードは原宿限定のメニューとのことですが、火を通さなくてよい、準備に時間がかからないことから、キッチンにもフロアーにもよいという判断は明らかです。

ベジ系のツンブロードには植物由来のソーセージもあり、日本よりもベジタリアンが多いのではないかという印象を受けました。

会計も、こんな感じです。よく見なかったけど、この並びを見ると現金不可だったかな…?原宿店を使う方なら、1枚くらい何か持ってると思うけど…。

さて、ちょっと待つなーという印象はあったのですが、ディスプレイモニタに番号が表示され、完成のお知らせ。100円ドリンク(ホットコーヒー含む)もたっぷり飲める量です。私はミートボールの次点として、サーモンをチョイスしました。食べ進めても最後まで具だくさんで、美味しかったです。

カフェ利用する方で、オンラインアンケートに協力すると、1階で小さなアイスもらえます! スプーンが木なのもgood。

道路に面した扉は、午後には「出口専用」となっていました。やはり、早めの行動がスムーズかと思います。

郊外店への呼び水となる商品ラインアップ

ここからは、都市型店舗だと仕方ないなぁ、と感じたことを書きます。

私には、買いたかったフォトフレームがあったのですが、取り扱っていませんでした。「ここに出ている物しかありません」というお決まりの返答で、その後インテリアとして飾ってあるのを見つけましたが、「オンラインストアで購入できます」のタグがついており、意味なし…。オンラインストアで買えるのは分かりますが、交通費や送料を考えて店舗で買いたかったのです。撃沈…。

また、電車で帰ることを考えれば、大きな買い物はできず、送料を払うならばできるだけまとめて買ってしまいたいと思う所です。

今日買ったもの。100円ショップでも売っているとは思うけど…。小鉢、シーツ、ジップロック、キッチンクリップ、スマホスタンド。経験者によれば、キッチンクリップは使えると評判でした。

IKEA原宿を訪ねて思ったことは、IKEAデビューする都会の人には、入門編としてアリということです。意外と同じアイテムが複数個所にあったりして、売れ筋としてちょっと試すにはよいと思いますが…。しかし、すでに郊外の大型店舗に行ったことがある人には、物足りなさを残します。

IKEAのスゴさは商品のラインアップにあり、入口のプレイルーム(「スモーランド」だそうです)から「わぁ!」と圧倒するような広さだからです。

やっぱりIKEAは車社会と相性がいいのかなーと考えさせられます。原宿という一等地に出店したIKEAさんの決断もリスペクトしますが、これももしかしたら、「非密」な地方都市移住への提案なのでしょうか??

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です