サウナがいざなう「ととのう」の世界

サウナ、まだまだビギナーです。通い始めたのは今年に入ってから、「ととのう」を体験したいという関心からでした。2年くらい前、若者のアウトドアサウナブームをメディアで目にした頃から、気になり始めた感じです。

サウナがいつからブームになったかは、記事に書いておられる方もいるのですが(例:「『サウナのブームはSNSとともに訪れた』サウナ人気の意外な歴史」)、2013年~「サ道」(マンガ)、2015年~「日本サウナ祭り」、2019年「サ道」ドラマ化、とあり、Googleトレンドでは2016年末から「サウナ」が急上昇しています。私の中では、ゴルフとビール好きのおじさんぽい趣味でイケてないという印象、かつ正しい入り方を知らないままで、これまでサウナを遠ざけていたように思います。

というわけで、私と同じように遠ざけていた方がいたら、少しでもハードルを低くするきっかけを今日はお届け。

好みの湿度のサウナを探せ!

サウナには高温サウナと低温サウナがあったんですね。高温は90~100度、低温は50~60度だそうです。フィンランド式のロウリュや、韓国のチムジルバンは低温サウナの方で、おしゃべりしながら入れますね。

今は、高温サウナの入り方も分かったので、問題ないのですが、自分に合ったサウナを見つける、ここ大事です。

tomoko_acさんによる写真ACからの写真 

サウナ内も階段形式になっていますが、上段の方が暑いことを加味して、ご自分に合った位置取りをして下さい。

冷やさなきゃ、サウナじゃない!

サウナは「温冷浴」として知られるそうですが、これまでそれを知らず、高温のお部屋で我慢大会だけしていました。よって、温泉に水風呂がある意味もよく分かっていなかったのですが、「ととのう」は、温浴、冷浴の後にやっと体験できるものです。

私の場合は、温浴を8~10分、冷浴を1~2分、そしてととのいタイムです。「ととのう」はどんな感じかと言うと、脳みそができたての絹ごし豆腐になる感じです。脳が一瞬、一切の情報から解き放たれてプレーンな状態。これって、瞑想と同じですかね? まさに「快」の状態。温泉の「あー」やビールの「あー」とは違うのですが、とても気持ちよいです。

Photo by Artem Beliaikin from Pexels

冷浴で、肌と水の間に一枚薄い衣ができたような「羽衣」が気持ちがよいという方もおられます。私の場合は、末端冷え性があるため、1回目の温浴から冷浴になった途端、ふくらはぎから下がモーレツに血液循環しているのを感じました。ふだん血が通いづらいところに、喝を入れた感じです。

冷浴の後、何も気にせずにぼーっとできる場所が確保されていると、ベスト。屋外でベンチを設けてあるようなところもあるようです。

時間の目安としては、まず体を洗い、この温浴+冷浴+ととのうサイクルを、3セット繰り返し(体力があれば4セット)。最後に他のお風呂も楽しんで、ちょうど1時間。着替えたり頭を乾かしたりして、1時間半で終了です。

1,000円未満でも入れる!

アミューズメント施設や健康ランドのように、サウナに1回2,000円以上かかってしまうと気軽に行くのが難しい。温泉にサウナが併設されていても、結局サウナより温泉に入ってしまいがち。サウナを続けるには、コストの課題は大きいです。

tomoko_acさんによる写真ACからの写真 

そこでリサーチ開始、なんと銭湯価格(東京都は470円)にサウナ料金(+200~250円)で入れる「萩の湯」(鶯谷)を見つけました。地元民に愛される銭湯で、清潔かつスペースもたっぷり。ロケーションはさておき、月2回程度通うには問題ない場所です。

銭湯の他にも、スポーツクラブに併設されていたり、出張先のビジネスホテルにあることもありますね。一度試してみて、いいなと思ったら、また行く機会を作ってみるのもいいかもしれません!

最後のお楽しみ

出てすぐにビールを飲み干すのもいいと思いますが、私は帰宅して、眠気に任せてお昼寝するのが至福タイムです。プールに入った日と同じで、心地よい疲れとともに、スッと眠れるのです。つまりサウナに行った日は、一日何もできないという廃人もどきとなりますが、そんな自分すら許せるのがサウナでしょう。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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