映画評論の先人に倣って、決めゼリフ考え中!
小麦粉を使わないカレーを仕込んだら、まじシャバシャバ。でも美味しくできちゃいました。
こんにちは、Junkoです。
今日は、このブログがネクストステージに行くためのお話。
タピオカブームの火付け役「りょうくんグルメ」は、「まじでこの世の全ての〇〇好きに教えてあげたいんだが」で始まります。中盤から結びにかけても、「これが……超絶上手いからぜひ…〇〇関係者に伝われ」とあって、定型文にしている分、いじる部分が少なくてかしこいりょうくん。
サラリーマンYouTuberのサラタメさんは「ブラック企業から倍率100倍のホワイト企業に転職を成功させて、ぬくぬくサラリーマンユーチューバーしているわたし、サラタメがお送りします」がオープニング。
そうです、リズムに乗せられちゃう心地よさ。
私、もっと早く気づくべきでしたが、映画評論の先人たちも、同じことをしていました。なんだ、テレビの時代からあったのです。
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」
私が師と仰ぐお一人、淀川長治(よどがわながはる)さんです。ANAホテル(現・ANAインターコンチネンタルホテル東京)にお住まいだったことも有名で、「日曜洋画劇場」という看板番組をお持ちでした。
淀川さんの決めゼリフが、この「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」です。はっきり言って映画と関係ないですけれども。最後を若干タメるんですよね。モノマネ芸人も子どもも真似しますね。
こんなタイトルの追悼本まで出ていました。
今まで脳裏にしまいこんでいましたが、私が高校生の時に、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』(1990)という新作が静岡で公開され、淀川さんがお話にいらっしゃいました。淀川さんは、監督の『ラスト・タンゴ・イン・パリ』(1972)がいかに壮絶で、官能的で…と話しているうちに、うっかり話の結末に触れてしまった気がします。そして『シェルタリング・スカイ』もその流れを受けた、不毛な愛の作品です、的な解説。
そしてお約束の「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!」もきっちりやって下さり、お帰りになりました。リアル淀川さんにお会いできたのはこの1回でしたが、嬉しかったー!
『シェルタリング・スカイ』は、『ラスト・エンペラー』という大作の次に発表されたため、あまり高い評価を得なかった作品です。またジョン・マルコヴィッチは好きな俳優さんの一人ですが、当時高校生の私に彼のセクシーさが分かるはずもなく。ベルトリッチ監督は生涯愛の形について描いており、本作ももう一度観ようかという気分にさせられます。
「いやあ!映画って本当にいいもんですね」
こちらは同じく映画評論家の水野晴郎(みずのはるお)さんの名文句です。書き方は同名の書籍に従いました。水野さんは映画配給会社のご出身で、『水曜ロードショー』そして『金曜ロードショー』の解説者として広く知られました。
勝新太郎さんと顔の形が似ておられるけれども、柔和な感じが大黒様を彷彿させ、インパクト大な水野さん。淀川さんと同じく、映画礼賛というか、基本ポジティブエナジーを送っていらしたのが、とてもよかったなぁと思います。
水野さんの次に君臨するのがおそらくおすぎさんだと思うのですが、おすぎさんの決めゼリフがぱっと浮かびません。辛口めのシャープな視点、いわゆるオネエ言葉、どちらもおすぎさんに特徴的で存在自体が際立っていました。
9月には決めます!
本ブログの決めゼリフは、私がちょうどグランドダディ・パワー・ピリオドにある9月いっぱいには決定したい、そう思っております。それまでに天から降りてくるでしょう!
一つ分かっているのは、やはりポジティブな言葉だということです。
もっとクセになってもらえたら嬉しいから。