はちびとへの道のり VOL.5 巣箱の観察とお引越し

はちびとレポート、失速してしまいましたが、つくばに通うのも慣れてきた2019年6月上旬。今回は2回に分けてお届けします。

今日も「内検」と言って、巣箱のなかを確認する作業でした。それ以外のお楽しみはVOL.6でお届けします。

いつもの防護服を着て、出かけます。まだ6月ですが、途中で水を飲んだりできない服装のため、熱中症にならない程度の時間で見学となります。

今日は巣箱を開けて、蜂が病気になっていないかの観察と、板を箱から箱へ移し替えるお引越しの作業を体験しました。

蜂さんに少しの間おとなしてもらうために、巣箱に煙をかけるための道具。大きさはコーヒーキャニスターくらい、レトロです。

煙を作るには、干し草を敷き詰めて火をつけます。

フタをし、アコーディオンのような蛇腹を押すことで、円柱状の先から煙が出る仕組み。

巣箱の蜂を見るのは、もう平気になりました。女王蜂は慣れれば肉眼で分かるそうですが、分かりやすいようにお尻にマーク(色)をつけておくこともあるそうです。

1つの巣箱に板を敷き詰めると7枚ほど入りますが、別の箱に数枚移して、新しい板も入れて、少し広々させる作業をしました。板は上部がカギのように巣箱にひっかけられるようになっており、そこを持ちながら両面を観察していきます。

今回の衝撃は、なんとプロポリスを見たことです。

高級健康食材のイメージがあったのですが、この木枠にへばりついた茶色のゴムみたいな粘質のもの。

師匠は持っているヘラのような金具で、ガシガシとこすり取って見せて下さいました。これがプロポリスかと拍子抜け。いずれにしてもわずかなんですね。パクッと食べたら体にいいですよ!

蜂の蜜も、プロポリスも、本当に時間と労力をかけて蜂さんが作ったものを、人間がいただいているのだ… そんな気持ちになります。

この後は、お楽しみの蜜蝋(ミツロウ)クリーム作りと、はちみつ食べ比べです!

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

おすすめ