クリスマスカードを選ぶときに
街にはクリスマスツリーが立ち並びます。外国人のお客さんやお友だちに、クリスマスカード出そう、という時期ですよね。
日本人だと少し忘れがちですが、クリスマスはキリスト教信者にとってお祝いの日、宗教行事ですね。ですから、「メリークリスマス!」(よいクリスマスを/クリスマスおめでとう)は、信者が言うことです。
話を戻して、クリスマスカード。クリスチャンでない人が出すには、どうしたらよいでしょうか?そんな時、ユニセフが参考になると思います。多様な宗教に配慮した国際組織ですから、クリスチャンが使えるものも、そうでない人が使えるものも、売っています。
まずクリスマスカードというよりは、「Holiday cards」というくくりで売っていると思います。例えば、クリスマスとは無関係なこんなカード。(UNICEFサイトだとコピープロテクトがかかっているため、Amazonから取っています。)
中は無地だったり、「Season’s Greetings」季節のお祝いを申し上げます、的なご挨拶文が書いてあったりします。
相手の宗教が分からなかったり、自身がクリスチャンでない時には、このようなどんな宗教でも使えるカードが便利かつ無難です。
私は新年を祝う文化に生きているので、堂々と「Happy New Year」と書いて出すこともあります。こちら、「新年おめでとう」という意味と、「よい新年をお迎えください」の両方の意味がありますから、年が明ける前に出して問題ありません。
私の知る限り、クリスマスをお祝いするアメリカやイギリスでは、クリスマスカードが届くと職場の机周りや、自宅だと暖炉のある部屋に立てて飾られ、しばらく眺める習慣があります。そのため、12月に入ったら相手に届いてOKです。テクノロジーや環境等の理由でカードを出さなくなってきた昨今、この光景も少し変わってきているかもしれません。
ツリーを飾っているお宅では、ツリーの下にプレゼントがしばらくの期間置かれ、開けるのはクリスマスイブの開けた12月25日です。この辺りが、1月1日に年賀状が届いたり、プレゼントは12月25日より前には隠している日本と、少し様子が異なるところです。