ベジタリアンには精進おせちがあった

アメリカでは、先週末がThanksgiving(感謝祭)でした。

メイン料理は、turkey(七面鳥)です。日本では丸焼きはあまりお目にかかれませんが、各家庭で手作りするご馳走です。骨もスープに使え、丸ごといただきます。

今年はartificial meat(人口肉)が流行したので、別の光景が広がっていたかもしれません。

さて、アメリカにも日本にも、世界各地にベジタリアンがいますよね。日本でご馳走と言えばお正月ですが、おせち料理はベジ対応しているのでしょうか?

検索してみたところ、日本には「ベジタリアンおせち」よりも便利な言葉がありました。精進料理です。おせちは作るものから買うものになりつつあり、デパートや通販でも多くを揃えています。

高島屋さんが「からだにやさしい・精進おせち」というカテゴリーで8品を紹介しており、このうち5品が精進おせちです。

一番リーズナブルなものを紹介すると、光明寺というお寺の「精進 一段」(11,880円)。

https://www.takashimaya.co.jp/

定番の海老や数の子、かまぼこなどは入っていませんね。卵もないです。煮物も、昆布と椎茸の出汁で炊いたもののようです(鰹節は不使用)。

一番ゴージャスなのは、飛騨高山の精進料理老舗 角正の「精進 二段重」(54,000円)、高島屋さん限定商品です。飛騨高山と言えば山の幸なので、海の幸は入らないとしても、山から取れる動物性のものは入れていないということですね。

https://www.takashimaya.co.jp/

細かな食材は分かりませんが、肉料理や魚料理に見立てた野菜料理を入れているのか、手の込んだ品々が詰められています。

精進おせちはおなかへの負担は確実に少ないと思います。肉も魚も野菜も、適量を美味しくいただけばいいとは思いますが、正月の課題は量ですよね。気をつけながら楽しむお正月にしましょう!

 


Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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