ペットショップで犬のトレーニング(米国編)

3年ぶりのアメリカ旅行で、アラスカに行っていたのですが、土地柄なのか大型犬の多いこと。ある程度寒さに強く、長距離歩けるような犬が合っているのでしょうか。街中でもよく見かけます。

特に大型犬だと力も強いし、しつけをしていないと、引っ張られたり他人に手を出してしまったりと、大変ですよね。というわけで、犬へのトレーニングも飼い主さんの大切な仕事です。

今回は、旅行中に垣間見た、犬のトレーニング現場をルポします。

場所は、巨大ペットショップ「ペトコ」さん。さまざまなペットの餌やグッズを扱い、魚や爬虫類、モルモットなどの小動物の販売もしています。スーパーやドラッグストアと同じように、大きな駐車場に車で乗り付けます。

ペットショップの一角でトレーニング。犬にも「ソーシャライズ」(ほかの犬と接したり遊んだりすること)が大切なようで、レッスンには複数の犬が参加します。子犬プログラムと成犬プログラムがあり、金額はウェブによると6週間で119ドルより、とあります。

今回は3匹(3ファミリー)が参加します。犬って本当に犬種による差が大きいですね。先生はあくまで人間に指導するので、犬への指示出しは飼い主さんが行います。

犬の英会話、いくつかどうぞ。

  • Sit おすわり
  • Down ふせ
  • Shake お手
  • Hi five ハイタッチ(お手の変形)
  • Sit pretty チンチン
  • Stay 待て(Waitと言わないんですね)

もっと高度な指示も含めて、店の一角で一通りできると、次は店内でかくれんぼ的にやります。この辺が大らかなアメリカ。

飼い主が見えなくなっても待てるか、声の指示だけをもとに動けるか、他の情報の誘惑に負けずに指示を守れるか、などが試されます。

私も一緒に店内を回ると、商品の数々に目移りしました。

犬種別のエサでしょうか。

カミカミするタイプの歯磨きです。緑色だから、カテキンでも入っているかな。

犬用のお菓子コーナー。一つ驚いたのは、人間と犬で同じお菓子を食べることもあるのだそうです。糖尿病などを患う方は、糖分を制限されていることもあり、犬を飼っていると犬用クッキーを買って一緒に食べている、という話。美味しいフレーバーのものはすぐ売り切れると聞きました。

トレーニングは小1時間でゆるゆると終了。定期的に通うことで、シャイな犬が飼い主以外の人にも慣れたりと、犬の変化も見て取れるそうです。犬にとっても人間にとってもレッスンが楽しい、というのがポイントですね。

日本だとやや高額なイメージがある犬のトレーニング。これだけ社会の一員になっているペットですから、トレーニングももっと庶民的になってほしいものです。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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