国旗から見る平等な世界

国旗から見る平等な世界

霞が関を歩いていると、国賓の来日や国交記念日などで、日本国旗と外国旗が掲げられることがあります。先週の日曜日は、見てすぐ分かるスイスでした。

調べてみると、翌日の6月10日、日・スイス首脳会談があったとありました。前日に準備されていたんですね。

国旗についてまだ書いていなかったのですが、仕事ではこれまでかなりの回数扱ったため、国旗にまつわるちょっとした小話をお伝えします。

国旗は変わるもの

もし地球上に新しい国ができたら、国旗も新しくできることになります。しかし、国旗が変わることもあります。

例えばミャンマー。赤と紺の2色から、アフリカや中米の国旗に多い3色になりました(2010年)。

ニュージーランドは、国旗を変えるかどうかの国民投票をして、僅差で変えないことを決めました(2016)。変更案は国民カラーとも言える黒だったので、変わったらユニークな存在になったかもしれません。

カンボジアは建物が描かれていますが、階段の数や線の太さなどいろいろなバージョンがあり、どれがホンモノか定義するのが大変です。

国旗の掲揚ルール

国旗は横が長く比率2:3のものが多いのですが、通常は短い左辺をポールに付けます。

これを、照明のサスペンションのようなバーに吊るして掲揚する場合は、どうしたらよいでしょうか。日本国旗はほぼ上下がないので気にしませんが、上はどちらにくるのが正解でしょうか?

通常は、時計回りに90度、上辺を右辺にして掲揚します。

ユニオンジャックが左上に位置する国旗はいくつかあるのですが、旗で左上(カントンと呼ばれる)は一番大切なエリアとされます。例えばフィジーの国旗であれば、横にしてもカントンが左上に来るようにするといわれています。つまりその時は裏に見えるのです。

Flag of Fiji when hoisted vertically with canton at upper left

ポールの先のアレ

国旗をポールに付ける際、一番上に何をつけるかご存知でしょうか。日本国旗は金の球状の飾りがついています。祝日に交番の前を通ったら注目です。アメリカではイーグルがついています(大統領のスピーチなどで後ろの旗をご覧ください)。

複数の国旗掲揚では、同じ仕様にする必要があるので、一般的には剣先が多いです。順番もアルファベット順にピシッと並ぶと、参列者の心も穏やかになりますね。争いごとを避けるためにルール(プロトコル)ができただけあり、用意する側も気を引き締めて旗を扱っています。