ネタがいらない笑いのプロフェッショナル

漫才(二人の掛け合いにより客を笑わす)やコントのネタ作りは芸人魂をくすぐるようだが、量産できるものではない。念入りに仕込んだものは、それこそ『M-1』などで見られるが、一度テレビで放映すれば「もう見た」と言われてしまう世界だ。

そのため、バラエティ番組の司会などでトークのスキルをいかして活躍している方も多い。仕込んだネタで笑わせるのではなく、その場の話題や会話の流れで笑いを取っていくスタイルでご活躍のプロたちを、勝手にタイプ分けしてみた。

◆ 「自分いじり」タイプ

笑いの矛先が第三者に向わず、自分もしくは相方の範囲で収まっているのが、さまぁ~ずだ。できない自分を笑う、カッコ悪い自分を笑うことが多く、失笑にこちらもつられて笑ってしまう。

◆ 「相手いじり」タイプ

やや辛口になる笑いで、ダウンタウン爆笑問題くりぃむしちゅーの上田さんなどがこれに当たる。単に上げ足を取っているだけでなく、実は人の話をよく聞いていて、1つ目の笑いを2つ目にかぶせるなど、高度な上げ足取りをして笑いにつなげている。話を止めるため、進みづらいところが難点か。

◆ 「オウム返し」タイプ

代表的なのが、明石家さんまさんだ。面白い話を、もう一度面白く話す、話題提供した本人も、周りのオーディエンスも、結論が分かっているのに笑ってしまう。話術が求められるが、一番省エネで、コスパがいい笑いだ。

https://profile.yoshimoto.co.jp/

さてさて、一般の私たちはプロフェッショナルではないけれど、どのタイプで笑いを取っているだろうか?一度考えてみるのも面白い。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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