勝手にワーケーションシリーズ(1)水戸市:平日観光の極意
こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!
水戸にワーケーションに来て、観光地を楽しめる平日の時間帯がありました。梅を狙って3月にしたわけではないけれど、偶然梅の見ごたえのある時期と重なって、ラッキー。
この3点は鉄板やで!という観光地をお届け。どこも素晴らしかったです。
偕楽園
滞在2日目、やはり一番の名所である偕楽園へ。
水戸駅で1日バス券を買って行きました(400円)。片道240円のため、往復で元が取れてしまい、入館料の割引があるのでさらにお得でした。
偕楽園は満開の梅! 遊歩道があるので、梅の木にもやさしい感じです。入園料は230円(大人団体料金)でした。
中でさらに好文亭(こうぶんてい)という有料の建物も、絶対おすすめ。こちらは、150円(大人団体料金)でした。
名前はラーメン屋のようですが(失礼)、偕楽園全体の眺望を楽しむ殿様・ゲストスペースといった感じで、気分だけでもセレブに。
偕楽園の芝生スペースでは、お弁当を持参して食べているファミリーもいました。3月、外で食べるのはまだ寒いのですが、ひなたであれば何とか、と言う感じです。
この日に強く感じましたが、観光に来られている方々は、時間に余裕のある60代以上のご夫婦や、お休みを取得したであろう30代子連れのご夫婦が圧倒的に多く、それ以外は見当たらないのです。
大学生が好んでくる場所ではないにしても、20〜50代社会人がもっといてもいいんじゃない?と思える風景でした。それだけ、平日のお勤めに拘束される勤務体系であり、社会であることの証拠ですね。
しかし施設にとっても、来場者が分散されるのはよいことであり、来場者にも混雑のストレスが少なく、社会全体でそうならないかな〜と、強く思いました。
チームラボの夜開催もやっていましたが、寒くて断念。日中に景色を見て、満足しました。
ちなみに、チームラボは映画一本分くらいの入場料を払うため、地元の人は「偕楽園へ、お金を払って見に行ったことなんかない」という感覚のようでした。文化・娯楽への欲求は、都心部とは少し開きがありますね。
何日か滞在できる場合は、必ず天気のよい日に行くとよいと思います。
千波湖
せんばこ、と読みます。水戸駅から偕楽園にかけてを張り巡らすような広さ。
滞在3日目、水戸駅南口でレンタサイクル(500円)をして、千波湖へ向かいます。
自転車でのんびり周ったら、20分かかりました。3キロあるそうです。
湖の最西部、偕楽園に近い辺りにある好文カフェも、眺望がよいです。メニューには茨城で有名なサザコーヒーがありました。
千波湖でよかったのは、地元の人が日常で利用していると言うこと。健康意識の高まりもありますし、歩くのはタダということで、湖の周りを歩くのはベストロケーション。景色が変わりにくい分、少し単調な感じはありますが…。歩道と自転車道があるので、自転車も安心して走れます。
私は湖をぐるっとした後に、茨城県立近代美術館へ。西洋美術の企画展もあったのですが、狙いは常設展です(320円)。やはり、茨城とゆかりのある画家の作品を見たかったし、画家を養う財力のある事業家もいたことが、よく分かりました。
弘道館
三の丸ホテルのすぐ裏に、江戸時代の藩校とされる古い建物があり、地元の方からも勧めされた、弘道館。滞在4日目、ホテルのチェックアウト前に行くことができました。朝9時にオープンなので、助かります。入館料は300円(大人団体料金)。
歴史が苦手な私でも、建物や展示を楽しめました。スタッフの方に聞くと、とにかく広いお屋敷なので、毎日の引き戸の開け閉めが150箇所あるそうで、いい運動になります、とのこと。小さく明かりを取るような中庭も含めて、無駄がなく機能的。日本家屋の素晴らしさを感じました。
NHK『青天を衝け』(2021)はこちらでロケをしていたようです。
弘文館、1時間で見られるかな、と思ったけれども、もう少しかかりました。
この辺り一帯、学校が多い文教エリアのようで、時間があればぶらぶらするのも楽しいです。坂道なので、足腰が丈夫になるな。
辰巳櫓は、2021年リニューアルだそう。
1日で全部回ろうと思えばできるかもしれません。ただ、半日観光、何なら2〜3時間観光で数日に分散させると、仕事もできますし、何より気分転換になります。密になりようもない、今後も分散型旅行を実践して行きたいです。
その意味で、水戸は数百円で楽しめる見どころが多数、コスパにも優れていました!