予約が最重要かつ最難関! 当日はゆっくり鑑賞 くらもちふさこ展(5月29日まで、根津)
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
漫画家のくらもちふさこ先生と言えば、多くの方が想像するのは『天然コケッコー』でしょうか?
私にとって、繰り返し読んだのは『アンコールが3回』かな。読んでいた時期によって、思い入れのある作品は人それぞれ違います。
そんなくらもち先生がデビュー50周年と聞き、ぜひ行かねばと、気合を入れて初日(1月29日)に伺いました。
これから行く方のために、情報お届けしますね。
最初にすることは予約
オンライン予約をすることが、メディアの告知文にも書かれているのですが、どこから予約していいのかが書かれていないのです。これが一番のポイント!
弥生美術館のウェブサイトへゴー!
こちらのページで、予約をしてくださいという入り口があります。くらもちふさこ展独自のサイトではなく、あくまで美術館の予約となります。
会員登録やクレジットカードなどは必要なく、行くことのみの予約です。お金は会場でお支払いを。
そして、1時間区切りの予約ですが、例えば13:00の予約でも13:30や13:50に行って問題ないので、むしろ時間はずらしてよいかも。
場所は弥生美術館
弥生美術館って聞いたことない人多いですよね。私はメトロ根津駅を使ったのですが、他にもメトロ東大前駅が使えるようです。
美術館ウェブサイトのアクセスはこちら。(控えめすぎて、見つけづらかった!)
根津から歩く場合は、少し坂道を上る形になりますね。東大の弥生門を見つけられれば、そのほぼ向かいなので、分かりやすいです。
美術館の入り口はこんな風貌です。
初日でしたので、お花がたくさん届いていました。
クロークはないとのことでした。コロナの関係と言われたのですが、荷物はできるだけ少なくお出かけがいいですね。
展示は1階と2階
展示室内は写真が撮れませんが、学校の教室サイズのお部屋が1階と2階にあります。1階が昔の作品で、2階が新しめの作品という感じ。展示作品リストがなかったのが残念でした。
2階では、展示室前のスペースでくらもち先生へのメッセージも書けます。星形のポストイットで貼っていきます。
私、存じ上げなかったのですが、先生はこの50年の中でご病気を経験したり、体調が芳しくない時も多かったようです。ですので、展覧会初日にはもしかしてお会いできるかも?くらいに思っていましたが、それは簡単ではないと察しました。
ですので、確実に先生に読んでいただけるこのメッセージ企画は、参加する価値があると思います!
グッズ販売
1階の受付横に、ミュージアムショップと呼ぶには小ぶりなグッズ販売スペースがあります。
くらもち先生展に関するものも、いくつか置いてありました。私のお目当ては、ポストカードです。他にはマスキングテープ、ノート、クリアフォルダーなど。あの赤い絵のクリアフォルダーがあったら、買ったんですけれどね。
所要時間
これ、気になりますよね。私は、お買い物まで入れて50分でした。
竹久夢二美術館も見られるので、覗いてみましたが、印刷が多く(原画ではない)、あまり感動がありませんでした。
美術展では1、2時間待ちが当たり前だったり、展示数が多くて2、3時間かかるものも多いので、サクッと見られるのはお手軽感がありました。
ちなみに、この展示への来館者を観察していたところ、男女比は4:96くらい。つまり100人に4人が男性。今でこそ漫画はジェンダーレスな感じがありますが、50年も遡ると少年漫画、少女漫画と分かれていましたもんね。
一ファンから見た、くらもち先生の凄さ
ここからはおまけで、くらもち先生のどこが凄いかを、私が思うままに書いておきます。
- ファッション性
モードカタログを見ているような気分。色使いもおしゃれ上級者。
今回ポストカードを買って思いましたが、構図も美しい。どれも絶妙なバランスなんですよね。 - デジタルを取り入れるなどの柔軟性
デジタルからスタートした作家さんも多いですが、くらもち先生が御年66歳と考えると、頭が柔軟な証拠と思います。 - 少女漫画に方言を入れた斬新さ
はい、コケッコーです。独特の世界観、いずれ民俗的な価値も生まれるでしょう。 - 読者のミーハー心を満たす
マスコミなど通常では覗けない業界のお話を読みました。アイドルを描いた初期の作品など、まるで山口百恵かジュディオングか、という感じでした!
くらもち先生のファンも多いと思うのですが、いくえみ綾先生と、松田奈緒子先生からのお花を見つけたので、記念に。
ファンとしてはもっともっと読みたいと思うわがまま心がありつつ、先生が駆け抜けた50周年という年月や、先頭を走っていらしたことに、心から敬意を表します。
くらもちふさこ先生の作品が、大好きだ!