イートインの定着とピックアップの隆盛
トップ画像:Photo by Valeria Boltneva from Pexels
こんにちは、星読み☆ライターのJunkoです!
コロナウイルスが収まる気配がなく、在宅勤務や個食/孤食を推奨される毎日。お店で食べずに、持ち帰ってお家で食べることも増えました。
テイクアウトは、私が英語を習い始めた中学生時代(1980年代)から、定着していた日本語でした。当時はマクドナルドがご馳走でしたが、お店で食べるか、テイクアウトするか、という感じ。
1990年代、アメリカ英語で一番聞いた&使ったのは、”For here, or to go?” です。For here が店内で食べる、to go が持ち帰り。イギリス英語では、持ち帰りを take away と言うのも聞きました。
Weblio では、以下の例文が掲示されています。動詞を使う場合には、eat なのですね。
“Do you want it to eat here, or take away?” “Eat here please.”
https://ejje.weblio.jp/content/take+away
「お召し上がりですか?お持ち帰りですか?」「ここで食べます」
日本語のイートインは、eat in と綴りますが、このような表現もありのようですMerriam-Websterでは挙がってきませんでした。想像ですが、イギリス英語だと動詞で揃えており、かつ句動詞として「イート」や「テイク」の後ろに何かないと収まりが悪いのだと思います。また、eat in は「自宅で食べる」という意味もあるそう。どこを拠点とするかで、変わりますね。
「イートイン」がいつ定着したんだろうと考えてみると、Googleトレンドからは、2019年10月頃ピークが見られます。ラグビーワールドカップ?
もう一つ興味深かったのが、Quoraにあったピックアップです。こちらも日本語で何となく通じますね。「受け取る」という意味です。
例えばスターバックスの「Mobile Order & Pay」サービスでは、アプリから事前に注文し、支払いを済ませると、受け取りカウンター(英語でも pick-up counter)で商品を受け取ることができます。注文時に店内利用(消費税10%)か持ち帰り(消費税8%)かを選択するので、いずれにしても商品の受け取りはピックアップカウンターで行うこととなります。
最近はウーバーイーツもありますから、すでに支払い済みで配達待ちのものが、ピックアップコーナーに陳列されている場合がありますね。
ひと言イングリッシュなら、店内の場合「ヒア」(here)、持ち帰りの場合「テイクアウト」(take out) 、で伝わると思います。そして、「プリーズ」をつけるのがとても感じよいと思います!もっと言うと、聞き取れたけど口に出てこない場合は、 店内なら地面を指差す、持ち帰りなら自分の後方を指差すと、 通じるかと。
ただ、日本語がどんどんカタカナ化するのは寂しい気持ちも。テイクアウト(6文字)より持ち帰り(書いて4文字、音声5文字)の方が短いぞ!
早く旅行に行きたいし、世界を感じたい。旅が大好きだ!
執筆にあたり、Weblio、Eijiro、Merriam-Webster、ほか以下のサイトを参考にしました。
https://www.eevocablog.com/eat-in/
http://englishmaxims.seesaa.net/article/426807803.html
https://sandwicheikaiwa.com/phrasal-verb/eat-in-eat-out-take-away/
https://ryotoeikaiwa.net/for-here-or-to-goへの返事のしかた4パターン/
https://www.quora.com/Is-it-correct-to-say-eat-in-eat-here-and-take-away-when-we-order-food