台湾時間を吉祥寺で「月和茶」

久しぶりに吉祥寺に遊びに行きました。以前来たのは3年くらい前だし、その時はまだ伊勢丹もあったし… と、訪問が街の変化に追いつかない状態です。

でも新宿や銀座のように、休日出かけて喫茶店が満席、待つのは当たり前、という感じまで行かないのが、吉祥寺らしくもあり。このくらいの活気が丁度いいな~と思います。

今回は、ふらりと見つけた台湾のティーハウス「月和茶」(ゆえふうちゃ)。昔勉強した中国語の知識では、yue4 he2 cha2 ですね。東急の裏あたりにあります。見逃さないでくださいね。

お店は2階。席に案内されるまで少し待ちました。

以前から、反タピオカブームだった私は、台湾の豆花(トウファ)をはじめとする温かいスイーツや、薬膳食養生の考え方にとても関心がありました。タピオカは若い時はいいかもしれないけれど、まず冷たいし、タピオカはでんぷん質で太るし、ジュースの部分はお砂糖がてんこ盛り。それと真逆の地元スイーツだって台湾にはたくさんあるのに!ともどかしい思いでいたのですが、そんなスイーツが期待できます。

豆花もあんみつ感覚で、1杯700円くらいするので、客単価がそのくらいでしょうか。友人と、どう考えても二大推しを注文しました。「吉祥豆花」(地名を入れるくらいスペシャルにちがいない)と「金桔豆花」(季節モノでのどの痛みがあるから即決!)。 豆花はコールドとホットが選べるものもありますが、冬は当然ホットです。

ほどなくして、「金桔豆花」到着。裏切らないインスタ映え。ここに小宇宙があります。

一方で、「吉祥豆花」の方は映えに人気のない茶色でした。落花生とか美味しそうですけど。

シロップもかなり甘いのですが、豆花(つまりやわらか豆腐)が無味なので、甘くてちょうどよい感じ。そしてのどによい感じがします。具材もちょっとずついろいろが嬉しい。

夜は麺類や蒸し物等も出すレストランとなりますが、夕方でもお茶に来る方がたくさんです。そして、変に追い出される感じもないので、ついつい長居。

席につけば特に追い出される雰囲気もなく、皆さん銘々に時間を楽しんでおられました。靴を脱ぐスペースもちょっと面倒くさかったけど、掘りごたつぽくなっていたので、一度入ればゆっくりです。

お茶も頼んだ友人には、たっぷりのポットと一緒にティーセットが。

台湾のお茶も楽しいですよね。香りに癒やされるし、お湯は何杯も継ぎ足せる。茶器が自宅にあれば、もう少し気軽に楽しめるかもしれません。後はおしゃべり友だち。

いわゆるブームで出来たお店ではなく、台湾出身のオーナーが1999年に創業され、ほっこりできるカフェを目指して運営されているとのこと。たしかに、とても懐かしい、九份や、侯孝賢監督の映画のような感じがします。

次はランチや軽食も楽しんでみたいところです。

月和茶
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-28
0422-77-0554
火曜日定休

http://yue-he-cha.com/

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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