年納め、かんだやぶそば

今年(2019年)は、12月27日(金)まで営業日の方が多いでしょうか。私もちょっと粋な締めができればと思い立ち、神田の老舗蕎麦屋に立ち寄ることにしました。

かんだやぶそば」です。ちょうど神田とお茶の水と秋葉原を三角地帯とした真ん中にあります。ラストオーダーが20:00というところも好感が持てます。

18:30ころ訪問したところ、10人くらい待っていました。外国の方もチラホラです。TripAdvisorとかで見つけるのかな。中は満席なのですが、1人だと順番を飛ばしてすっと入れることもあり。期待が高まります。

さて、15分ほど待って入店でき、自称「特等席」(お供えの目の前)に案内されました。ここは藪蕎麦本家ですから、分家がよく分かる藪蕎麦ワールドの縮図。

鏡餅も、大きな伊勢海老も、見事でした。

さて、注文は小さなメニューにあるだけです。表が蕎麦、裏が飲み物とサイドメニューでした。

まあちょっと残念だったのは、「冷」と「温」が指定されていて、ラインアップが少なかったことです。私は蕎麦は「冷」派なのですが、さすがに寒かったこの日、温かいものを頼むことにしました。

その前に、刺身湯葉。

温かい蕎麦、出来上がりました。

牡蠣そば! 牡蠣は4つ入りです。

天ぷらそば!

私はサクサク感を楽しみたい方なので、別盛りはできるようにしてほしかったですね…。冷たい蕎麦と天ぷらを食べたい方は、せいろうそば(もりそば)と天たね(天ぷらの単体)を頼む必要があり、高くつきます。

そばの量はさほど多くなく、恐れずに言えば中年女性にちょうど良い量。お酒飲んだり、おつまみを楽しんでいれば、こんなものでしょうか。私はもっと食べても大丈夫です!

いや~、何せ寒い一日でしたので、温かいつゆが何よりのご馳走でした。混じりけのない、スッキリした味が、本当に美味しかったです。このつゆのために来たと言っても過言ではありません。

「袖触れ合うも他生の縁」ではないですが、2人掛けのテーブルがすごく近く配列されているんですよね。お隣さんと絡むわけでもないですが、ほどよく会話が聞こえ、心の中で「お疲れ様」を送りました。

蕎麦湯はよきタイミングで持ってきてくれます。

お会計は、餅のディスプレイの横でした。ここだけアナログ感満載で、伝票なしの手打ちレジでしたが、カードは使えました。「一日何食くらい出るんですか?」とお尋ねしたところ、600くらいと教えてくださいました。

お店の決まり文句、「ありがとう存じます」。江戸時代ですかね。

夜でしたけれど、お庭もきれい。

門松の準備もされていました。もう年末。これから大みそかまで忙しいですね。美味しいおそば、ご馳走さまでした。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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