ハリウッドスターの星読み:ショーン・ペン

こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!

ショーン・ペン。この方も、若い頃から活躍し、唯一無二な存在を築いておられるのではないでしょうか。

『アイ・アム・サム』(2001)でアカデミー賞、『ミスティック・リバー』(2003)でもノミネートとなり、『ミルク』(2008)で2度目のアカデミー賞。代表作が多いベテランのスターです。最近では『リコリス・ピザ』(2021)でもお見受けしました。

ショーン・ペンは、1960年8月17日15:17、米国カリフォルニア州バーバンク生まれです(astro-seek.comによる)。しし座太陽、かに座の月、いて座アセンダントという3つの特徴から見ていきましょう。

しし座の太陽は、情熱的で、人を照らせる自家発電のような明るさ、そしてちょっと粘りづよい(しぶとい)ところがあります。ショーン・ペンの演じるキャラクターは、しし座の名の通り強い役柄が多い気がします。一方でアセンダント(見た目の印象)はいて座。人当たりがよく、おおらかで向上心が強い感じです。利発なところ、憎めないところもいて座感があります。

プライベートを見る月はかに座、身内への面倒見がいい感じなので、実は俳優より映画監督の方が向いているかもしれません。よく映画監督を「○○組」のように例えたりしますが、家族のような親近感で守るのもかに座でしょう。おとめ座の冥王星が60度で応援しているので、いい形でキッチリ、粘り強くやり遂げるところがあるでしょう。

アスペクト(角度)も一緒に見ていきます。しし座太陽は天王星とほぼ合で、ご本人の輝きがユニークな存在として知られるでしょう。存在がオンリーワンというか、他に替えられないようなら、ショーン・ペンさんも役者冥利に尽きるでしょう。太陽は8ハウスにありますが、扱いとしては高等教育・海外旅行、精神世界などを指す9ハウスとなり、突き抜ける向上心で、大きな視点から物事を見たりするのが得意です。さわやかな努力家といった印象です。

太陽が1ハウスのいて座木星と120度で、火の星座同士、エネルギーで物事を前進させる力があります。しし座のともすると孤立してしまうようなところを、いて座木星が補い、協調性をもって、丸く収められるようなご本人の素質があります。

かに座5度の月と、やぎ座12度の土星がゆるくオポジション(180度)なので、常に相手を意識するという状態の月に、大企業の社長みたいな厳しいおやじさんが、自己のハウスに鎮座しています。相手への共感力はあるものの、形に示せ、誇示しろ、という自分ツッコミを正面から浴びせている感じの、自己を律するタイプです。水星座(かに・さそり・うお)の月は、俳優のように他者(役)と気持ちを合わせていくのも得意と言えるでしょう。

ショーン・ペンはマドンナと4年間結婚していたことがあります(1985〜1989)。実はマドンナもしし座太陽。ショーン・ペンの金星がおとめ座、土星とトライン(120度)で、好きな女性のタイプが「キッチリ厳格な人」となるのですが、マドンナは月、水星、冥王星がおとめ座ですので、惹かれた可能性はあります。マドンナはもちろんしし座のような女王キャラでありながら、細部にわたる自己演出が、おとめ座らしいと話題になるくらいです。もしマドンナの月が水星座(かに・さそり・うお)であれば、二人のプライベートでの関係はもう少し長続きした可能性もあるでしょう。

最後に、面白いアスペクトについてです。二等辺三角形(150度)を作っているのが、8ハウスしし座水星、6ハウスふたご座火星、1ハウスやぎ座土星。性質が合いそうにないバラバラの要素が、うまく重なり、とてつもないパワーを発揮することがあります。

これは、言葉にしてみると「コツコツと技を磨いて輝くわたし」を「現場で先んじて情報を出すエネルギーのわたし」と「自分に高い目標をかかげるわたし」とがサポートする、という感じです。ショーン・ペンさんの活躍を見ると、一見ありそうにないこの組み合わせが功を奏し、独自の道を作っていった感じもします。彼の映画をもっと拝見して、実際の作品でこの星回りの傾向を確認していきたいものです。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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