ハリウッドスターの星読み:ヴィム・ヴェンダース
Cover Photo https://af.wikipedia.org/wiki/Wim_Wenders
こんにちは、映画☆星読みライターのJunkoです!11月、12月はエネルギーチャージのため、週2回(月・木)の更新とさせて下さい。
渋谷Bunkamuraル・シネマで特集『ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも』が上映されていました。本日(2021年12月16日)で終わり、私が鑑賞した珠玉の1作は改めてご紹介します。
その時、作品のテーストから「ヴェンダース監督はうお座?」と思い、星読みしようと思ったのがきっかけ。よって、ハリウッドでもなければスターでもないところはご容赦願いたく。ドイツの監督で、大好きな作家さんの一人、もう40年以上第一線に立ち続けています。
監督の出生情報がネット上にあったので、早速星読みしてみます。1945年8月14日08:15、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。ほぼ終戦時ということでしょうか。
太陽はしし座、月はさそり座、アセンダントはおとめ座です。
アセンダントがおとめ座1度で、水星(逆行)とほぼ合なので、生真面目さと頭のよさ(かつ控えめ)を第一印象として与えます。ヴェンダース監督の風貌からも、そんな感じがします。
月はさそり座3ハウスでリリスと合、素の状態で人の心に深く入り込む(入り込みたい)エネルギーは納得です。少人数でも心を開ける仲間を求めている感じがします。
もう一つ、3ハウスの読み方として「ウロウロする」というのがあるんです。これ、もしかしたらロードムービーのエネルギーかもしれません。もちろん9ハウスも長距離旅行や上昇のエネルギーがあるんですが、3ハウスはさまよう感じのウロウロ。ヴェンダース監督の主人公たち、みんなさまよってる!外向きにさまよっていますが、本当は心の内側を探っている感じですね。
その月が、アセンダントと60度(セクスタイル)なので、普段ダダ漏れている行動パターンと、感情が一致しており、無理がない感じを受けます。無意識の行動が感情を支え、感情が知性を支える感じ。
そして太陽です。しし座は意外なのですが、12ハウスはなるほどという感じ。秘密のハウスと言われ、無意識や集合意識を扱ったり、映画のような光と影を扱ったりします。しし座には強烈な俺様エネルギーがありますが、それも直接的に見えない、控えめに見えるかもしれません。
人生の目的である太陽は、アスペクトが多いほど見つけやすいと言われています。ヴェンダース監督の場合は、10ハウスと火星、天王星とセクスタイル。これはとても強いエネルギーです。
順番として、人生の目的(太陽)を見つけたら、それを勢いよく前進させていくのが火星で、それが10ハウス、成熟した現実社会。ということは、とても成功者ですね。天王星は、そこに安住しない毅然とした態度や、作風を変えるというような冒険心も持っていると思います。ヴェンダースの作風が毎回ちがうとは、思いませんが…。
2ハウスは自分の持ち物やお金を指すのですが、ここにおとめ座の木星とてんびん座の海王星。几帳面さや細部へのこだわりがあると思いますし、直感に優れ、無意識へのアクセスに長け、それを生かすことで財運にも恵まれます。2ハウス木星はお金に困ることはない、と言われますね。
そして11ハウスなのですが、かに座の金星と土星。未来志向で「温かい家庭」のような楽しく理想を語っている感じと、そこへ到達するまでの長い道のりが見えます。しかし、金星が海王星とゆるい緊張関係にあり、楽しいこともつかの間だったり、夢のようにすり抜けてしまう。私にとっては『パリ、テキサス』『夢の涯てまでも』の世界…。
アスペクトは少なめなのですが、強烈で、それを芸術活動に生かしていると思われます。MC(キャリアの頂点)はおうし座で、見た目の美しさや完成度と、五感に訴える感じが作品に込められている感があります。
そして、ヴェンダース監督は海外での撮影が多いので、いて座や9ハウスの要素があるかなと思いましたが、それはなかったです。資金に恵まれる星があるから、大丈夫そうですね。
ヴェンダース監督の、観る者の内側に連れて行ってくれるような映像の旅が、大好きだ!