アラスカ鉄道でグリーン車乗ってみた

世界中で旅行が規制されてしまっている現在。少しでも初夏以降の楽しみになればと思い、アラスカ個人旅行をプランニングされる方への情報です。

アラスカの第二の都市、フェアバンクスに行くと決めたのが2019年夏。シアトルで乗り継ぎ真夜中に着きましたが、首都アンカレッジからどのくらい離れているのかなど、まったく土地勘もなく。

フェアバンクスからどこか国立公園に行こうとして、デナリ国立公園があることを知りました。英語ではデナーリ(ナを高く)です。そしてデナリはフェアバンクスから列車でなんと4時間

アラスカ鉄道を調べると、アンカレッジとフェアバンクスを12時間で結ぶのがデナリ・スター路線です。朝8時にアンカレッジを出て夜8時にフェアバンクスに着く。翌日はその逆。忘れ物をしたら、1日以上返ってきません。遠い目。

今回は、デナリ行きは普通車、帰りを見晴らしのよいグリーン車にしました。鉄道は6月~8月に走っており、フェアバンクスからデナリへの片道は、普通車79ドル、食事付きのグリーン車182ドルです(2020年3月調べ)。

フェアバンクス駅に行くだけでも足が必要。今回はホスト宅に自家用車を出してもらったのですが、やはり公共交通機関は頼りにできません。

朝8時に出発して、昼12時にデナリ着の一日一便。列車はそのままアンカレッジまで走ります。

改札はなく、まず駅でパスポートを見せチケットを受け取る。そして線路で待つと電車が入ってきて、係の人にチケットを見せ乗車します。普通車でも十分快適です。

さて、今回は帰りをグリーン車にしたので、そのレポートをメインにしましょう。グリーン車と言いましたが、「ゴールドスター」というクラスで、天井が透明の2階席、かつ食堂車での食事がついてきます。

こちら、デナリ国立公園の鉄道乗り場です。フェアバンクスに向かう帰りは午後4時に発車します。

ホームも何もなく、入ってくるこのインパクト!

ゴールドクラスは、2階に上がります。「Gold Star Passengers Only」とありますね。

記念にこういうピンバッジをもらうので、これが身分証みたいな役割を果たします。

食堂車での体験は別に書くのですが、グリーン車での一番の見どころは車外の景色です。席からも十分見えるのですが、グリーン車後部に外に出られるスペースがあり、走る列車の風を感じながら写真を撮ったりできるのです。

スマホは落とさないよう、十分対策してから出てくださいね。

目の前に広がる景色が素晴らしいのです。こちらはデナリを出てすぐのホテル一帯を見渡せるところ。スイスみたいな雰囲気がありますね。

場所によっては、列車と景色を入れて、タテ型にカメラを構えたくなる景色が広がります。基本は川に沿って走っていますね。

鉄橋だって渡っちゃいます!

こんな感じで外に出たり入ったり、食事をしたり食後の一息をついていると、4時間はあっという間でした。

最後に、こちらは車掌さんのお仕事道具。メモパッドにあるのは原稿で、ライブで今どこにいて、何が見えるのかを解説してくれます。

いやー、ロマンですね。こんな山地に鉄道を通したのですから。「アラスカ鉄道食堂車でご飯してみた」に続く。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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