特別な日の、明月堂バウムクーヘン(石川県小松市)

各所で紹介されたのですでにご存じの方が多いと思いますが、Facebookに「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」があります。コロナによってダメージを被っている生産者さんたちの商品を少し安く買う(3割引きルールあり)ことで支援することを目的としており、5月24日現在、363,000人の参加者がいます。私もすでに複数回利用しました。

3割引きになっても送料を負担することで、結局は定価と同じくらいになってしまうのですが、自粛生活ではお金を使う楽しみもなくなってしまうため、これもご縁と思ってポチっとします。

そのご縁の一つが、石川県小松市のお菓子屋さん、「明月堂」。「minori」というブライダルなど贈答・返礼向けラインアップを展開しており、ウェディング等のキャンセルにより準備していたお菓子が無駄になってしまう、とのことでした。たしかにウェディングなどではまとまった個数が必要ですし、年輪を重ねるというバウムクーヘンは人生のイベントにも好印象のお菓子です。石川県は和菓子レベルが最強なので、きっと洋菓子も美味しいだろうと、期待も高まりました。

「まるごとリンゴのバームクーヘンと濃厚バターバームクーヘンの二段重ね」を購入したので、ご紹介します。商品名などは変わっている可能性があるので、お店のウェブサイトをご確認ください。

まるごとリンゴのバームクーヘン

こちら、お店の看板商品のようです。二段重ねの上段に、リアルなフルーツのようにメッシュのクッション材とともに入っていました。

何日で食べようか、つまり何切れにカットしようか迷いましたが、結果的に月曜から金曜の5カットで行きました。カロリーはかなりいっていそうです。

高さがあり、袋から出したくないので、カットするのは少し大変。タテにナイフを入れていきます。この時は8分の1を意識していました。

中央にりんごが丸ごと入っているので、カットするとこんな感じです。

しかしもっと「映える」には、メロンぽくおけばいいのだと、分かりました。本日のベストショット、ジャーン。

ここから少し厳しいことを言います。このアップルクーヘンは「特別な日」に食べるべきです。なぜなら、これを食べるには年輪となっているクーヘンの「層」を垂直に切っていく必要があるからです。私はできるだけ層と平行に削いで食べていくのが好きなので、りんごとクーヘンを口に入れようとすると、どうしてもクーヘンの層を断ち切ってしまうことになる。もしくはリンゴだけ先に食べて、クーヘンを削いでいくしかありません。それが残念でした。

丸ごとりんごと言い、放射状に焼いたクーヘンと言い、やはり普段使いではありません。特別感を楽しんで食べましょう。

濃厚バターバームクーヘン

5日間連続でアップルクーヘンを楽しんだ次は、よりバウム(木)の感がある方のクーヘンです。見えるでしょうか、周りのでこぼこが。

大きさはこんな感じ。お皿の直径が21センチなので、クーヘンは直径15センチくらいでしょうか。

こちらも、4等分を考えた後に、3等分で食してしまいました。外側が最強に美しいです。

先ほど「層」へのこだわりを見せた身としては、「濃厚バターバームクーヘン」の方が私好みに切りやすかったです。内側から、層に沿ってフォークを入れていきます。

商品名に「濃厚バター」とあるように、焦がしバター感がすごかったです。そして、外側のうねうねは、食感としてはマドレーヌやフィナンシェの端っこを思わせます。バターの香りに、ちょっと固くてしっかり甘い。これも私としては「特別な日」のバウムクーヘン。

というわけで、どちらもアクセントがプラスされているため、お祝い事などにはインパクトを残していてよいと思います。もし小松市に行く機会があれば、明月堂さんで普通のバウムクーヘンを買ってみたいと思いました!

一応、静岡県民として「治一郎」バウムクーヘンの投稿リンクも出しておきますね。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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