パリコレ学2 #18 (1) コシノジュンコ氏のショー形式で最終審査!

パリコレ学2の集大成。最後を飾るのは、第1弾でも講師を務めたコシノジュンコ先生です。 西洋のモダンと日本の伝統美を融合し、斬新で前衛的なデザインで知られる先生はパリコレ出展歴22年、パリコレを知り尽くしたとのことです。今回はハイアットプレイス東京ベイの大理石ホールにて、パリコレに近いショー形式で審査が行われます。学院生は、ほぼ正方形のスペースの3辺をコの字に歩きます。「自分だけでなく観客へ、たっぷりと気持ちよく“魅せる”ことが課題」と、コシノ先生。先生が激賞するメンバーは誰でしょうか?

アンミカさんはワインレッドのノースリーブワンピース、黒のかたどったデザインです。今日が最後の審査です。コシノ先生が登場し、学院生を見渡しての第一印象は「これというショックはないです」と斬ります。

(C) MBS

コシノ先生、続けます。「日本人は形にはまりすぎる傾向にある。真面目に訓練してくるので、みんな一緒に見えてしまう。ルール通りに歩くのは面白みがない。個性的なデザイナーは駅でやるなど、ユニークなことをしてくるので興味がわく。ドキドキ感、フレッシュ感がある」。モデルには「予期せぬことが起きたときにどう対応するか、 状況判断ができるというセンス」を求めます、とはっきりお話されました。今日はお客さんに見ていただきながらの審査となるが、「頭で考えてもダメなので、自由に楽しく、理屈っぽく思わないで臨んでほしい」と学院生の背中を押しました。

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今回の衣装は風をテーマに伝統と革新が融合した最新コレクション。フィッティング開始です。自分がどんなふうになるか想像して歩いてほしい。衣装に「風」の感じを求めている。現場でも風を見せる。最後の仕上げコシノ先生の持つイメージに仕上げていきます。

登場の順に、ご紹介します。

久貝和子さん(24歳/175cm)

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ブラウンのスカートが、久貝さんの肌にとても似合っています。

門田玲さん(16歳/173cm)

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歩き方がぽくぽくしていて、ややポップな感じを受けます。音楽には合っているのですが。

伊藤葵さん(23歳/175cm)

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いつもの伊藤さんには見えないメイクでの変身っぷりです。

山岡美穂さん(21歳/173cm)

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ランウェイで3回転するよう言われた山岡さん、回ることに気持ちを集中しているように見えます。

魚住光生さん(18歳/172cm)

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魚住さん、似合っています。小柄さが目立つ気がします。

岡本百恵さん(21歳/176cm)

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無機質で、透けていて、特徴的なスカートです。 テーマである「風」を意識しているように感じます。

三根有葵さん(18歳/175cm)

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ここからは大きな風です。歩き方に工夫が必要です。

黒木ユウさん(24歳/178cm)

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白い風の後に、黒い風です。まるでマレフィセント!

平田かのんさん(16歳/180cm)

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トリなんですね。さらに風感が増し、しなやかに登場しました。堂々としています。

そしてフィナーレです。先生のお二人も、会場からも、拍手で讃えます。

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コシノ先生、「コレクションとしてバランスが取れていた」とコメント、全体的な合格点をいただきました。アンミカさんも安心した表情です。

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ここからは、着こなしを査定し順位を発表します。

今回の1位が推薦されるわけではない、あくまで半年間のトータルで決めるという方針は発表されました。しかし最終審査、パリに行ける1名は上位に食い込む必要があります。

今回は2時間スペシャルでしたので、次の投稿へどうぞ!







Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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