若さは素晴らしい!『ボヘミアン・ラプソディ』
また書いた、と言われるくらい間を置かずに連投します!(前回はこちら)
映画『ボヘミアン・ラプソディ』はロックグループのクイーンを題材にしたものですが、アラフィフのオーディエンスがティーンエイジャーだった時にドンピシャなんだと思います。楽曲としての『ボヘミアン・ラプソディ』は1975年発表というので私は2歳だったし、映画に登場するチャリティ・コンサート Live Aid も1985年ということは、まだ12歳。あたしはチェッカーズを追っていたな。
前回、この映画はアイデンティティについてだと書いたのだけれど、同時に若さについての映画だとも思いました。
若いゆえの自信たっぷりさ、勢い、クレイジーなアイデア… 通り抜けた大人ならみんなよく分かる、「若さあるある」。
作品の中で扱っているクイーンの出世物語は詳しく書きませんが、何より楽しく、時代に支持されてスターダムを駆け上がるエネルギッシュな4人組は本当に見ていて気持ちがいいのです。
10年遡ればビートルズがいたし、その前はエルヴィス・プレスリーがいました。若さは武器です。怖いもの知らず、必ず社会や先代の反発に合います。
大体、反発されるような髪型と服装ですから(笑)、エルビスはリーゼント、ビートルズはマッシュルームカット、そしてクイーンは長髪でした。
下品とか何とか言われながら反骨精神を見せるのがロックですよね!
『ボヘミアン・ラプソディ』が公開されること自体、スター不在の世の中なのかもしれませんが、特に日本ではバブル世代が「役職定年」などと言われる中、これを観て元気につなげてほしい一本です!