パリコレ学2 #10 山本寛斎さんがモデルの個性を磨く
7月7日から随分間が空きましたね、今回はトップデザイナー山本寛斎さん(75歳)の登場と、新メンバーの加入が予告されていました。
今日のアンミカ先生は、襟の部分の大きなリボンが印象的な濃いピンクのノースリーブと、水色のワイドパンツ、相変わらずの存在感です。2か月経って「自分の不甲斐なさを感じる。このままではパリコレに推薦できる人がいない」とはっきり伝えます。そこで、「パッションを持っている人に来てもらうことにした 」と。
1期生の門田玲さんが合流
もしかしてそうかなと思っていたら、やはりそうでした。1期生として参加していた門田さんです。インスタグラムのフォロワーは21,000人とのことで、これからもっと伸びそうですね。
そして、パリコレ経験20年の山本寛斎さんが登場、銀色のジャケットです!既成概念を崩すことで定評のある超一流デザイナー。「私のショーは簡単、あなたたちを応援するつもりで来たので、楽しんでください」とコメント。
今日は寛斎氏の「日本元気プロジェクト」のオーディションから行います。寛斎氏、「みんな受かるなって感じがしました。みんな落ちるなって思いました」この言葉の意味するところは、個性が足りない。
「デザイナーはピンとキリがありますから、パリコレに出たと言ってもおもしろくもくそもない。超ピカピカのデザイナーのところに受かるかどうか。この後は歩いてもらいます」一切ポージングはほしくないということで、ひたすら歩くよう、指示が出ました。
山岡美穂さん(21歳/173cm)
黒木ユウさん(23歳/178cm)
しょっぱな、山岡さんは「目、まっすぐ」と指摘されます。その後黒木さんが加わりますが、「手の振り同じにして。左右合わせて」と。片方の手を振れていないことを指摘されます。
三根有葵さん(18歳/173cm)
平田かのんさん(16歳/178cm)
三根さんはペタペタ歩きで、O脚が目立つような気がします。平田さんはターンする際「体がちょっと上がることがある。モデル歩きが残る」と指摘されます。ウォーキングのあらを一発で見抜かれました。
伊藤葵さん(22歳/175cm)
久貝和子さん(23歳/174cm)
伊藤さんはまだおどおどしている雰囲気が残っています。伊藤さん、久貝さんには特に指摘事項はありませんでした。
岡本百恵さん(21歳/176cm)
魚住光生さん(17歳/172cm)
門田玲さん
9人の一番最後に門田さんが入ります。魚住さんは39往復しました。「OK、そのまま止まって」との指示で3人が静止したのち、岡本さんと魚住さんに指摘が。岡本さんの体は「重たさが残る」魚住さんは「まっすぐ歩いているのに、寄り道している感じがする」と。魚住さんは納得いっていない表情でしたが、後述する「服よりも人間」というポイントからすると、魚住さんはこれまで服を際立たせるマネキン的な役割に注力していた感じが伺えます。
歩いているときはすべて修練と思って、毎日勉強しなさい、という寛斎氏からのメッセージでした。
寛斎氏のオリジナル課題
「せい」と言ったら、「うりゃー」と言うよう指示が出ます。学院生が取り組む姿を、にこにこして見る寛斎さん。
この時はまだ直立不動ですね。「口だけで言ってるから、のどがやられるよ。もっと体をしならせて」アンミカさんも思わず笑顔です。むき出しの自分を出しなさい、というメッセージです。
次に、フィナーレの動きで、感情を目いっぱい出す、世界配信されることを念頭に、全身を使って観客にアピールするということをします。多少壊れた感じの魚住さんは、予告でも使われていました。
この課題も寛斎氏、「やっていることが決まっている」「サービスが一方向に固まっていてカメラを追っているだけ」と、学院生に厳しい指摘。ダンスができる平田さんは、少し得したかもしれません。
休憩を経て、最後に学院生へ伝えます。「主役は服でなく人間。パリコレは否定しないが、たかがパリコレですよ」
寛斎氏のショーに2人が選ばれるとのことですが、このフォーメーションも気になります!山岡さんが抜擢されたのでしょうか?
パリコレまであと2か月!