体験が大切な経験になる、「ERIC CLAPTON LIVE AT BUDOKAN 2025」

こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!

先日、エリック・クラプトンのコンサートに行ってきました。クラプトンのドキュメンタリーについて以前書きましたが、リアルクラプトンを拝める機会が私にもやってきたというわけです。実は完全ノーマークながら、行ってきた友人からクラプトンの来日を知り、最終日に続いて2日間追加公演の情報も。即行チケットが買えたというわけです。

記録までに書いておくと、S席25,000円。A席24,000円。謎の1,000円差には誰も迷わないでしょう。

男に憧れられる男

会場に着くと、50代以上の男性ファンが圧倒的に多く、しかもソロが多数。まさかの男性トイレ長蛇の列

私は2階東の最前列で超ラッキー!視界良好、手すりも使えてキャストの通路も見える。液晶スクリーンは8つのうち2つしか見えないけど、2つ見えればクラプトンの手の映像も見られるし、持っていったオペラグラスも不要でした。

舞台のキャスト入退場は、上手(かみて)からだったので、これも最高によく見える。真っ暗な中、小さな光を頼りにスッと歩き出した長身の男性がクラプトンでした。チームの中で一番先に登場したのが印象的。そして、会場は割れるような拍手です。

クラプトンの第一声は「Konbanwa!」、そして曲の後に「Domo arigato!」日本語がこなれている。

私の左は若い女性2人組、そして右は男性ソロ3人。女性はスマホをペンライトにキャッキャッと楽しんでいて、男性は三者三様にしんみり楽しんでいた様子。私は、一緒に歌うとノイズになってしまうので、無音の口パクで歌っていました。

以前も服装について書きましたが、紺のジャケットとパンツ、白シャツ、茶のカジュアルタッセルシューズと、この日もブリティッシュな出立ち。人を罵倒する時「ハゲ、チビ、デブ」と言いますが、クラプトンは全部真逆でモテ男子ですなぁ。

クラプトンを支えるプロチーム

演奏は1時間45分+アンコール5分という構成。17:00に始まって19:00には終わっているので、おじいちゃん的時間。

クラプトンの演奏はもちろん素晴らしく、痺れましたが、彼は高音の歌はやっていないので周りのバンドメンバーがそれをカバーしていました。歌のスタートに遅れるように見えた場面も何度かあったけど、御歳80歳と思うと、もうすべてが神がかって見えます。

ステージには白人3人に黒人5人、これもクラプトンらしいです。白人が少数派となりますが、全員がプロフェッショナルで最高のパフォーマンスを見せてくれました。ちなみに高音の歌を担当したのが、ベーシストでコントラバスも弾いていたネイザン・イーストさんで、『エリック・クラプトン アクロス24ナイツ』のツアーにも参加していたようです。

女性のボーカルはお二人いましたが、お飾りのように歌っているのではなく、本当に歌いっぱなしで、手も打楽器を絶えず鳴らしていて、どんだけパフォーマンスするん!というくらい命を注いでいました。チーム全員がプロ魂を削るほどの演奏、有り難かったです。

一度生で聴きたかった曲

ワンダフル・トゥナイト』『ティアーズ・イン・ヘブン』を生で聴くことができ、夢が叶いました。クラプトンさんは、『ティアーズ・イン・ヘブン』を歌うことで、息子さんを覚えていられる、とインタビューで語っています。悲しみの曲ですが、悲しみを持つ人にとって癒しの曲でもあります。

この2曲というか、バラードだけはスマホペンライトを使ってもいいことになっているようですね。会場がお星さまのような天体になりました。

アンコールが1回しかなく、会場が明るくなって「あぁ!」というがっかりの声も響いたところで、ステージ上を観察していました。本当の最終日だったので、いわゆる撤収です。

クラプトンやネイザン・イーストは赤っぽいカーペットの上で演奏していましたが、スタッフはこの「魔法のカーペット」を2人で手際よくクルクル丸めていました。ギターのピックを客席に投げていて、ファンサービスも嬉しいところでした。

いやー、本当に行ってよかった。実はもう来てくれないかなとも思っています。自分の家族に80歳がいて、感覚的に分かる。長距離移動とか時差ボケとかかなり堪えますから。そうだからこそ行ったコンサートで、心がこれだけ動いたからこそ、その時のことを再現できる。何度も何度も楽しめる。これはすごいことです。いい思い出を作れてよかった。クラプトン&チーム、ありがとう。

今日はこの辺で。

2025年4月27日 演奏された曲のリストはこちら

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Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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