ハリウッドスターの星読み:ペネロペ・クルス
こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです!
今日の星読みは、スペイン出身のペネロペ・クルスさんです。同世代なので、ペドロ・アルモドバル監督の作品が大人気だった1990年代からスクリーンで見ていました。小柄でグラマラス、コケティッシュ(なまめかしい)と言うか、共演した俳優さんはみんな好きになっちゃうのでは、と言う美しい女優さんです。『バニラ・スカイ』(2001)でトム・クルーズさんと共演するなど、なまりのある英語を話しながらのハリウッド進出を遂げ、今では国際派女優です。
ペネロペさんは1974年4月28日、07:00AMスペインのマドリード(アルコベンダス)生まれです。現在47歳ですね。
まずは基本の性格から。アセンダントがおひつじ座28度のため、ほぼおうし座。おうし座は実はインターセプトで、アセンダントと2ハウスかスプにすっぽり入る形です。第一印象は天真爛漫、元気のよさを見せるも、中身はマイペース、おっとり気味で五感重視なタイプ。水星がアセンダントと合で、情報を得るためにはまずやってみる、すぐ手を動かす。とは言え3ハウス土星とセクスタイル(60度)で、無鉄砲ではない慎重さや、学びにしていくコツコツさも手伝って、それほどやんちゃキャラには見えないでしょう。6ハウス(読み方は7ハウス)天王星と180度の関係で、相手から気づきを得る、ハッとさせられることが多そうです。
太陽は1ハウスおうし座なので、自分自身が輝くことが人生の目的になります。おうし座ということは、自分の肉体そのものが資本になるでしょう。幼少期にクラシックバレエを9年やっていたということも、関係しているかもしれません。太陽は8ハウスいて座海王星とインコンジャンクト(150度)で、鍛えれば伸びるアスペクトと言われています。人間関係の濃い職場はよく映画製作の現場に例えられ、そこに憧れを感じるかもしれず、かついて座は海外とご縁がありチームワークも必要とされます。映画で活躍する、海外で活躍する、集団で何かを成し遂げる、というのはペネロペさんがご自分で「磨きあげた」可能性であったように思います。
職業で読むときに、MCに一番近い天体に注目するのですが、ペネロペさんの場合この海王星です。海王星をペネロペさん流に読むならば、表現力や共感。これを生かすことで、成功に上り詰めます。
プライベートの月を見ていきましょう。かに座4ハウスで、とても家庭的な人と読み取れます。そして誰かを守るという意識が強く、母性本能という言葉に置き換えてもよいかもしれません。おうし座の守護星である金星は12ハウスうお座にあり、トライン(120度)の位置にあります。もしかしたら架空の世界を空想して楽しむタイプかもしれません。12ハウスなので空想家の一面は外には見せていないようですが、架空の世界で誰かを演じる媒体である映画とは、相性がよいと言えるでしょう。
ちなみに、ペネロペさんはデビュー作『ハモンハモン』(1992)で共演したハビエル・バルデムさんと2010年に結婚しますが、ハビエルさんは1969年3月1日生まれで太陽星座がうお座。水星座の馴染みやすさを感じることでしょう。『バニラ・スカイ』(2001)で共演し、お付き合いもしていたトム・クルーズさん(星読みはこちら)も太陽かに座だったので、気の合う仲だったとは思いますが。
気になるハードアスペクト(主に90度)も見ていきます。角度がタイトなのは、3ハウスかに座火星に対する6ハウスてんびん座冥王星です。何かを学ぼうという意欲に対して、仕事が忙しすぎて折り合いがつかない、もしくはここぞと言う時だけ強烈な力を発揮できる傾向があるかもしれません。
また、角度はゆるやかですが、グランドクロスと言われる大きな十字が見られます(余談ですが、ペネロペ・クルスのクルスは英語のクロスです)。十字を成すのは4ハウスかに座の月、6ハウス(読み方は7ハウス)てんびん座の天王星、10ハウスやぎ座の小惑星リリス、そして12ハウスおひつじ座の小惑星カイロン。活動宮多めなので「今ここ」に生きる傾向があり、4と10、6と12のハウスから見ると公私(見せている自分・隠している自分)や家庭内と一般社会の間で、混乱してしまう傾向はあるかもしれません。
10ハウスのリリス(先天的、本能としてもつその人の女性性の魅力)にアスペクトが多いため、この小惑星は意識に上ることが多く、重要と読めます。最初に書いた「コケティッシュ」のイメージとも重なりますが、ペネロペさんが本質的にもつ、誰も奪うことはできない「艶やかさ」をそのまま野心として発揮することで、彼女の人生は少し揺さぶられながらも好転すると思います。かに座の月が示す母性本能のペネロペさんと、やぎ座リリスが示すつや感のあるペネロペさんは、180度の関係にある通り、対極かつ共存という感じがします。
ペネロペさんはよく「魔性」と形容され、その言葉自体は好んで使いたくないですが、パッと人を惹きつける力、目が離せなくなってしまう存在感は、誰も否定できないでしょう。そんな唯一無二のペネロペ・クルスさんが、大好きだ!