ハリウッドスターの星読み:トム・クルーズ

こんにちは、星読み☆映画ライターのJunkoです! 

小さい頃からずっとアイドルの存在。日本では、SMAPや嵐みたいな人をイメージしてもらえたらいいかと思います。そう、トム・クルーズさん。何度も来日していますし、字幕翻訳家の戸田奈津子先生とも親交があることが知られています。

1962年生まれ、ということはもうすぐ還暦なんですね… 感慨深い。トム・クルーズさんは、1962年7月3日米国ニューヨーク州シラキュース生まれ。彼は『7月4日に生まれて』という戦争映画に出ていますが、この日はアメリカの独立記念日。トムさんは、7月3日に生まれて、だったんですね。

7月4日に生まれて』(1989)

すごいですね!水星座でのグランドトラインが出来ています。1ハウスのさそり座海王星、5ハウスのうお座木星、9ハウスのかに座太陽です。そして太陽、海王星は10ハウス冥王星とも小三角形が出来ていますので、カイトと呼ばれる配置になっています(日本で言う相合傘のような形)。

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アセンダントから見ていきます。さそり座アセンのトムさんは、セクシーで情感たっぷりと言えますが、他人に簡単に本心を見せたり、愛想を振りまくということはなさそう。太陽と月とが角度を取っており、ご自分の目的に向かって突き進む行動傾向にあるも、心配性なところが見え隠れするかもしれません。

水星座でのグランドトラインで何が素晴らしいかというと、俳優は感情を伴う職業だからです。人の気持ちになる、自分以外の人の気持ちを理解して表現する。1ハウス海王星は直感的かつ憑依できる性質を持ち、5ハウス木星で楽しみながらご自身の芸術的な世界を拡大する、そして9ハウス太陽なので常に勉強熱心、親近感を与えるような感じです。スーパースターなのに飾らない感じは、かに座太陽ぽいところがあるかもしれません。

ミッション:インポッシブル』(1996)

そして先ほどの冥王星との小三角に触れると、トムさんの成功はこの冥王星との位置関係からも読めるかもしれません。おとめ座10ハウスと言うと、キャリアの集大成として地星座の要素があることは、ご自分の存在を形として示す、維持することが大切だからです。ここに冥王星が位置することは、トップスターであり続けるトムさんとピッタリ重なります。さそり座アセンダントの場合は、冥王星のある10ハウス(社会)がご自分の充実を感じる場所であることも、付け加えておきましょう。

月は太陽と同じ9ハウスなのですがこちらはしし座、プライベートでは情熱的で内側から盛り上がる傾向にあります。ニコール・キッドマンさんを妻に選んだことからも、トムさんの「圧倒的にゴージャスな女性」の好みがよく分かります(金星もしし座でした)。月はアセンダントとスクエア、土星とオポジションなので、感情が持っていかれやすいタイプですし、しし座的な自分に対してみずがめ座土星的な自分が手綱を握ることで、浮ついた感じが少ない結果になっているかも。土星がほぼIC(足場)に位置しているので、常にご自分の足元は確認している感じ、地に足つけているかと思います。ピンポイントで熱狂する自分と宇宙規模で俯瞰する自分とが、共存している感じかもしれません。

遥かなる大地へ』(1992)

もう一つ、土星に絡むレアな角度を見つけてしまいました。土星が太陽、冥王星とそれぞれ135度の角度です。135度は、発揮できればとてつもないパワーになると言われています。やはりトムさんの成功の裏側に、みずがめ座的な人類愛、人に対する公平性みたいなものと、驕らない着実さみたいなものがあり、輝いておられるのかなと想像します。

トムさんはいつも走っている、アクションスターでもあります。高校時代にレスリングをしており、けがをして俳優の道に転向したとか。そういう肉体系、運動系の星があるのかなという興味で見てみたところ、地星座(身体)ではなく火星座(エネルギー、前進、攻め)の要素を仕事(2、6、10ハウス)で使っているようです。トップガンも戦闘モノ、M:Iシリーズでも肉体が資本と言える、俳優さんです。

最後に、スクエア(90度の角度)を取っている2つの天体ペアを見ていきます。1つは4ハウスみずがめ座土星と1ハウスさそり座海王星。どちらも影響力の大きい天体なので、日々の影響ということはないかと思いますが、一つの読み方としてご自分の中の大きな夢やロマンのようなものが、家庭や足場を固めたいと思う自分を邪魔してしまうかもしれません。深読みするならば、トムさんの新興宗教への熱意が、家庭には影響してしまった、そんなふうにも思います。

ラスト サムライ』(2003)

もう一つのスクエアは、7ハウスおうし座火星と10ハウスしし座天王星です。この場合火星の方が影響を受けますので、もしかしたら人と一緒にのんびり時間を過ごしたり、お食事したりというリアルな人間関係にエネルギーを注ぎたいと思っても、社会的な華やかな立場や、ご自分のスター性がそれを許さない、というお悩みかもしれません。火星は30代後半くらいから発揮する天体と言われていますので、若い頃はスターゆえのお悩みに苦労されたかもしれないです。

これまで読んだハリウッドスターの中では、もっとも教科書に載りそうな、着目ポイントの多い出生図でした。土星が効いてる!と叫びたくなってしまうチャートですし、ご自分の役割をよく分かっておられ、発揮している、そんな印象です。

公開日を記念して、5月13日が「トップガンの日」だそう

フレンドリーで飾らないトム・クルーズが大好きだ! トップガン続編の「トップガン マーヴェリック」も楽しみにしています。

Junko

1973年静岡生まれ、星読み☆映画ライター。アメリカ留学経験者、異文化交流実践者、広報コンサルタント。

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